デジタル大辞泉 「正正堂堂」の意味・読み・例文・類語 せいせい‐どうどう〔‐ダウダウ〕【正正堂堂】 [ト・タル][文][形動タリ]1 軍隊などの陣構えが整い、勢いが盛んなさま。「―と北京へ駐在する事にするよ」〈漱石・虞美人草〉2 態度や手段が正しくりっぱなさま。「正正堂堂と戦う」[類語]堂堂・大手を振る・スポーツマンシップ・潔い・潔癖・高潔・潔白・清純・純潔・廉直・清廉・廉潔・貞潔・毅然・きっぱり・断固・断然・断じて・頑として・頑・屹度きっと・びしびし・心を鬼にする・でんと・どっしり・どっかと・どっかり・冷静・沈着・平静・悠揚・悠然・泰然・綽然しゃくぜん・自若・悠悠・浩然・腰を据える・太っ腹・広い・寛闊かんかつ・寛大・寛容・寛弘かんこう・広量・大様おおよう・大らか・おっとり・さりげない・何気ない・それとなく・それとなしに・何心ない・遠回し・気軽い・何とはなし・鷹揚おうよう・磊落らいらく・開豁かいかつ・闊達・豪胆・豪放・剛毅・放胆・大胆・雅量・大量・泰然自若・肝が据わる・腹が据わる 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「正正堂堂」の意味・読み・例文・類語 せいせい‐どうどう‥ダウダウ【正正堂堂】 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 ( 「孫子‐軍争」の「無レ邀二正正之旗一、無レ撃二堂堂之陣一」から )① 軍隊などの、陣容が整い意気盛んなさま。[初出の実例]「武田氏の兵は正々堂々以て敵に向ひ、而して奇兵一隊急に其間に突出す」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉五)② 態度が正しく立派なさま。公明正大で卑怯な手段をとらないさま。[初出の実例]「可厭(いや)だ。正々堂々(セイセイトウトウ)でなくては」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉五)「自分は不相変正々堂々たるものである」(出典:雲は天才である(1906)〈石川啄木〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
四字熟語を知る辞典 「正正堂堂」の解説 正正堂堂 軍隊の陣容が整っていて勢いが盛んな様子。転じて、ひきょうなことをせず、りっぱである様子をいう。 [活用] ―たる・―と・―として。 [使用例] 自分は相変わらず正々堂々たるものである。俯仰して天地に恥ずる所なき大丈夫である[石川啄木*雲は天才である|1906] [使用例] あたしをまるでスパイだとでも思っているのね。正々堂々としてもらいたいわ。あたしはあなたの妻だったのよ[金達寿*後裔の街|1946~47] [解説] 「正正」は正しく整っている様子。「堂堂」はりっぱでいかめしい様子。 出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報 Sponserd by