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高良斎 こうりょうさい

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

高良斎
こうりょうさい

[生]寛政11(1799).徳島
[没]弘化3(1846).9.13. 大坂
江戸時代後期の蘭方医。名は淡,字は子清,号が輝淵。本姓は山崎で,眼科医高錦国 (1773~1859) の養子となる。文政6 (1823) 年,P.シーボルトに師事し,その高弟として名をなしたが,シーボルト事件に連座して入獄。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

高良斎 たか-りょうさい

こう-りょうさい

高良斎 こう-りょうさい

1799-1846 江戸時代後期の医師。
寛政11年5月19日生まれ。阿波(あわ)徳島の人。養父の眼科医高錦国に漢方,眼科を,長崎で吉雄権之助に蘭学をまなぶ。文政6年からシーボルトに師事し,その日本研究をたすける。天保(てんぽう)7年大坂で開業し,蘭学を教授した。弘化(こうか)3年9月13日死去。48歳。本姓は山崎。名は淡。字(あざな)は子清。号は輝淵。著作に「西説眼科必読」「薬能識」など。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

高良斎

没年:弘化3.9.13(1846.11.1)
生年:寛政11.5.19(1799.6.22)
江戸後期の蘭方医。山崎好直の次男として阿波国北助任村(徳島市)に生まれる。名は淡,字は子清。徳島の眼科医高錦国の養子となり,文化14(1817)年長崎に留学。吉雄権之助に師事。一時帰郷,文政6(1823)年再び長崎に行き蘭館医シーボルトに師事し,蘭語の上達と本草の学識によって重用された。同11年シーボルト事件が起こると,これに連座して長崎を去り,徳島で西洋医学による診療,蘭語教授を行った。天保7(1836)年大坂北久太郎町へ転居,塾名を超然堂と称し,診療教授のかたわら多くの蘭医書を和訳した。その数は41種類にも上るが,多くは写本として伝わり,出版されたものに『蘭法内用薬能識』『駆梅要方』『薬品応手録』『耳眼詳説』などがある。弘化2(1845)年火災にあって本町へ転居,翌年脳出血で急逝した。墓碑は,はじめ大阪市谷町の妙光寺,現在は徳島市寺町の本覚寺にある。<参考文献>高於菟三・高壮吉共著『高良斎』,福島義一『阿波の蘭学者』

(福島義一)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

高良斎
こうりょうさい
(1799―1846)

江戸後期の蘭方(らんぽう)眼科医。阿波(あわ)藩中老伊蔵好直(いくらよしなお)の子。徳島助任(すけとう)(徳島市常三島(じょうさんじま)町)山崎邸に生まれた。生後数日で城下に開業の眼科医高錦国(きんこく)の養子となる。名は淡、字(あざな)は子清、良斎、輝淵と号す。13歳から医学修業に入り、錦国から漢方眼科を、乾純水(いぬいじゅんすい)に本草(ほんぞう)学を学んだ。1817年(文化14)長崎で吉雄権之助(よしおごんのすけ)(1785―1831)にオランダ語・蘭方医学を学び帰郷、1823年(文政6)シーボルトの来日を聞き、長崎に再遊、語学力を買われ助手として活躍し、江戸参府にも随行した。1828年シーボルト事件に連座して入獄、赦免後、徳島で開業、1836年(天保7)大坂で眼科診療とオランダ語を教授(「照淵堂」とよぶ)。1840年明石(あかし)藩医となる。シーボルトの虹彩(こうさい)切除手術を見学、土生元碩(はぶげんせき)(1762―1848)以前に散瞳(さんどう)薬を使用、その実態を初めて公開した。弘化(こうか)3年9月13日没。墓所は大阪市中央区谷町6丁目妙光寺で、徳島市寺町本覚寺に分骨されている。訳書に『西医新書』『薬品応手録』、著作に『耳眼詳説』『蘭法内用薬能識』『駆梅要方』『眼科便用』『女科精選』など多数がある。[末中哲夫]
『高於菟三・高壮吉著『高良斎』(1939・私家版/複製・1994・大空社) ▽福島義一著『阿波の蘭学者――西洋文化を伝えた人たち』(1982・徳島県出版文化協会)』

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