高調(読み)こうちょう

精選版 日本国語大辞典「高調」の解説

こう‐ちょう カウテウ【高調】

〘名〙
① (形動) 高いしらべ。高い音調。また、そのさま。
※本朝麗藻(1010か)上・絃歌伴月来〈藤原斉信〉「高調欲楼中雪、相唱方嶺上晴」 〔馬融‐長笛賦〕
② 思想、感情などが高まること。高潮
※断橋(1911)〈岩野泡鳴〉一六「こちらの自己のうちに一時でも強く複雑な孤独生活を高調させて呉れたのはありがたかった」
③ 自己の意見、意志などを強く主張すること。強調。
※欧米印象記(1910)〈中村春雨〉紐育雑記「キリスト教の神秘的方面を高調(カウテウ)する」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「高調」の解説

こう‐ちょう〔カウテウ〕【高調】

[名](スル)
音の調子の高いこと。高い調子。
「漸く―に吟するを得たり」〈織田訳・花柳春話
調子や気分がたかまること。「士気高調する」
強く主張すること。強調。
「音楽的の美しさを―している」〈寅彦・浮世絵の曲線〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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