( 1 )平安時代には、一二月の晦の日に行なわれていたことが「後撰‐哀傷」の「妻にまかりおくれて侍りける師走のつごもりの日ふること言ひ侍りけるに 亡き人のともにしかへる年ならは暮れ行く今日は嬉しからまし〈藤原兼輔〉」などからわかる。
( 2 )鎌倉時代には、「徒然草‐一九」に「なき人のくる夜とて玉まつるわざは、この比都にはなきを、東のかたには、なほする事にてありしこそ、あはれなりしか」とあるところから、一二月の魂祭は、もはや都では行なわれなかったようである。
( 3 )やがて、魂祭は仏教の盂蘭盆会と習合し、民間の諸行事(招魂・農耕の儀礼)とも結びついて、もっぱら盆に行なわれるようになった。
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…陰暦7月15日を中心に行われる祖霊供養の法会。盂蘭盆供会,盂蘭盆祭ともいい,略して盂蘭盆と称し,広く魂祭(たままつり),精霊会(しようりようえ),お盆などといわれる。 盂蘭盆はサンスクリットavalambanaの転訛したullambanaの音写とされ,倒懸(さかさづり)の意で,《盂蘭盆経》によると,目連が餓鬼道に落ちた母の倒懸の苦しみを救おうとして,釈迦の教えに従って祭儀を設けて三宝に供養したことが起源であると説かれてきた。…
※「霊祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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