コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

魚梁瀬 ヤナセ

3件 の用語解説(魚梁瀬の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

やなせ【魚梁瀬】

高知県東部、安芸(あき)郡馬路(うまじ)村北東部の地区名。奈半利(なはり)川上流に位置し、秋田杉吉野杉とならんで「魚梁瀬杉」の名で美林地域として知られる。中でも、千本山(標高1084メートル)中腹には樹齢300年近い、平均樹高40メートルの巨木が繁茂している。魚梁瀬国有林となっており、学術参考保護林に指定されている。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

やなせ【魚梁瀬】

高知県安芸郡馬路村の北部にある集落。奈半利(なはり)川上流域は年間4000mm近い降水量と温暖な気候に恵まれ,古くから〈魚梁瀬杉〉と呼ばれる形質優良な杉の自生地として知られ,江戸時代には土佐藩は御留山として保護・統制を加えた。とくに集落北方約10kmにある千本山(1084m)は土佐十宝山の随一と称された。樹齢200年以上,樹高平均40mに達する天然杉が生育し,仰ぎ見たきこりがあまりの高さに鉢巻を落としたという〈鉢巻落し〉や夫婦杉などがある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

魚梁瀬
やなせ

高知県東部、安芸(あき)郡馬路(うまじ)村の北部の地区。奈半利(なはり)川上流に位置し、一帯は温暖な気候と年間4000ミリメートルを超える降水量により良質のスギが自生し、魚梁瀬杉として知られ、土佐藩政期には御留山(おとめやま)として保護された。なかでも千本(せんぼん)山中腹には樹齢200年以上、平均樹高40メートルの杉の美林が形成され、学術保護林に指定されている。かつては木材を河口の奈半利、田野へ森林軌道で搬出したが、現在はトラック輸送にかわった。1965年(昭和40)下流側に魚梁瀬ダムが建設され、集落は湖底に水没し丸山台に新しい町が建設された。地名は、平家の落人(おちゅうど)がしかけた簗(やな)が流され、その存在を知られたという伝説によるという。[正木久仁]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の魚梁瀬の言及

【馬路[村]】より

…西は安芸市,北は徳島県に接する。安田川上流域の馬路地区と奈半利川上流域の魚梁瀬(やなせ)地区よりなる。標高1000m以上の山々が重なりあう山岳地帯で,温暖多雨の気候によって,森林資源に富み,古くから杉の産地として知られ,特に魚梁瀬の千本山保護林は日本三大美林の一つに数えられる。…

※「魚梁瀬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

魚梁瀬の関連キーワード安芸三嶺安佐北駅馬路北の関宿安芸高田田野駅屋県の過疎地域における集落実態調査馬路江口三省清岡治之助

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

魚梁瀬の関連情報