鳥居清重(読み)とりいきよしげ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鳥居清重」の意味・わかりやすい解説

鳥居清重
とりいきよしげ

江戸時代,享保 14 (1729) 年頃宝暦8 (58) 年頃に活躍した浮世絵師。号は清朝軒。初代鳥居清信門人役者絵 (→芝居絵 ) が得意でほか美人画,肉筆画を描いて大胆な画風を示し,同期の鳥居流浮世絵師のなかで特異な存在。主要作品『大谷広次の小槌置物持ち男』『浦島七世孫』。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鳥居清重」の解説

鳥居清重(初代) とりい-きよしげ

?-? 江戸時代中期の浮世絵師。
初代鳥居清信(きよのぶ)の門人といわれる。江戸日本橋にすむ。宝暦(1751-64)初期から明和8年(1771)ごろまで作画していたと推測される。役者絵,美人画のほかに青本,黒本などの草双紙挿絵もかいた。別号に清朝軒。

鳥居清重(3代) とりい-きよしげ

?-? 明治時代の浮世絵師。
2代歌川芳豊(よしとよ),3代鳥居清満にまなぶ。はじめ豊月,のち3代鳥居清重を名のり錦絵(にしきえ)をかいた。本名は福山孝太郎。

鳥居清重(2代) とりい-きよしげ

?-? 江戸時代後期の浮世絵師。
2代鳥居清満(きよみつ)の門人。文政(1818-30)のころに作画している。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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