鳴沢(村)(読み)なるさわ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「鳴沢(村)」の意味・わかりやすい解説

鳴沢(村)
なるさわ

山梨県南東部、南都留郡(みなみつるぐん)の富士山北麓(ほくろく)にある村。国道139号が通じる。標高1000メートル内外に位置する高冷地の農村で、耕地のほとんどは畑で占められ、トウモロコシダイコンキャベツなどの野菜栽培が盛んである。河口湖、西(さい)湖に近く、夏の冷涼な気候避暑地として適し、富士スバルライン開通後、別荘地やゴルフ場が富士山麓高所に設けられ、旧集落付近もドライブイン、モーテルなどが増加し、観光地化が進んでいる。特別天然記念物に鳴沢熔岩樹型(なるさわようがんじゅけい)、国の天然記念物に鳴沢氷穴、神座風穴(じんざふうけつ)、大室洞穴(おおむろどうけつ)がある。面積89.58平方キロメートル(境界一部未定)、人口2824(2020)。

横田忠夫


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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