鹿毛馬神籠石(読み)かけのうまこうごいし

国指定史跡ガイド「鹿毛馬神籠石」の解説

かけのうまこうごいし【鹿毛馬神籠石】


福岡県飯塚市鹿毛馬にある石造遺跡。遠賀(おんが)川の支流である鹿毛馬川に面した標高80m弱の馬蹄形の低丘陵上に形成された神籠石。尾根の外側に切り石状の列石をめぐらし、その全長は1980m。約1800個にのぼる花崗岩の切り石が使用され、土塁の腰石にしている。この列石の保存状態が良好であることなどから、1945年(昭和20)に国の史跡に指定され、2002年(平成14)に追加指定された。神籠石とは、丘陵の頂上を取り巻くように巨石を並べて列石としたもので、低い谷間には2本の暗渠(あんきょ)からなる水門があり、どちらも全長18m。こうした神籠石は、瀬戸内沿岸から北部九州の7県にかけて十数ヵ所発見され、そのうちの大半は福岡県にある。神籠石の築造年代や目的については諸説あるが、現在では7世紀ごろに造られた古代の山城というのが一般的。鹿毛馬神籠石の存在は、江戸時代に書かれた貝原益軒の『筑前国続風土記』にも紹介され、古くから人々の関心を引いていたことがわかる。JR筑豊本線新飯塚駅から西鉄バス「頴田病院」下車、徒歩約20分。

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

事典・日本の観光資源「鹿毛馬神籠石」の解説

鹿毛馬神籠石

(福岡県飯塚市)
福岡県文化百選 名勝・景観編」指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

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