黄体期(読み)オウタイキ

デジタル大辞泉 「黄体期」の意味・読み・例文・類語

おうたい‐き〔ワウタイ‐〕【黄体期】

排卵後、月経が始まるまでの時期月経周期の後半にあたる。卵巣では、卵子を放出した後の卵胞黄体に変化する。子宮では、黄体から分泌されるプロゲステロンエストロゲン作用によって、子宮内膜厚みを増し、粘液を分泌して受精卵着床できる状態になる。プロゲステロンの作用により基礎体温高温期に入る。妊娠が成立しなかった場合、黄体は萎縮し、黄体ホルモンの分泌が低下することにより、子宮内膜の機能層が剝離して出血する(月経)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「黄体期」の意味・読み・例文・類語

おうたい‐きワウタイ‥【黄体期】

  1. 〘 名詞 〙 女性が黄体ホルモンを分泌する時期。この期間体温は常に高温を示し、代謝自律神経、精神神経状態が他の時期と異なり、ふだんより不安定な状態になる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android