黄連(読み)オウレン

デジタル大辞泉 「黄連」の意味・読み・例文・類語

おう‐れん〔ワウ‐〕【黄連/黄×蓮】

キンポウゲ科の常緑多年草。山地の樹林下に生え、根茎は太く黄色で、多数ひげ根を出す。雌雄異株早春、高さ約10センチの花茎を出し、白い花数個開く。漢方で乾燥した根茎を健胃消炎薬として用いる。

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漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「黄連」の解説

おうれん【黄連】

漢方薬に用いる生薬(しょうやく)一つ。キンポウゲ科セリバオウレンキクバオウレン根茎を乾燥したもの。植物性化合物であるアルカロイド各種含み、消炎殺菌作用などがある。高血圧に効く黄連解毒湯急性胃炎消化不良に用いる黄連湯などに含まれる。

出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「黄連」の解説

黄連 (オウレン)

学名Coptis japonica
植物。キンポウゲ科の常緑多年草,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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