六合 新三郎(6代目)(読み)ロクゴウ シンザブロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「六合 新三郎(6代目)」の解説

六合 新三郎(6代目)
ロクゴウ シンザブロウ


職業
長唄囃子方

肩書
六郷家元

本名
細谷 吉太郎

別名
幼名=吉弥,前名=六郷 常三郎(2代目),六郷 新吉郎,号=如調

生年月日
安政6年 3月15日

出生地
江戸・新石町(東京都)

経歴
群馬県高崎の提灯屋の息子。5代目六郷新三郎の門下で、のち養子となり、師の没した明治20年6代目新三郎を襲名して、六合改姓。ほどなく上京して初代望月太佐吉に師事。東京の各芝居出演市村座の囃子頭も務めた。囃子方としてよりも、その道の博識家故実家として知られ、東京音楽学校邦楽調査掛が設けられると共に嘱託となり、「近世邦楽年表」の編集などに従事した。邦楽研究に貢献。

没年月日
昭和2年 1月6日 (1927年)

家族
養父=六郷 新三郎(5代目)


六合 新三郎(8代目)
ロクゴウ シンザブロウ


職業
長唄囃子方

本名
佐野 幸一

別名
前名=六合 新右衛門(6代目)

生年月日
明治43年 9月1日

出生地
東京

経歴
7代目六合新三郎の実子。6代目新右衛門を経て、8代目新三郎を襲名。第二次大戦後、芝居を退き、演奏会に出演の傍ら、父の地盤をついで北九州方面で弟子養成につとめた。

没年月日
昭和43年 8月24日 (1968年)

家族
父=六合 新三郎(7代目)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「六合 新三郎(6代目)」の解説

六合 新三郎(6代目)
ロクゴウ シンザブロウ

明治・大正期の長唄囃子方 六郷家元。



生年
安政6年3月15日(1859年)

没年
昭和2(1927)年1月6日

出生地
江戸・新石町

本名
細谷 吉太郎

別名
幼名=吉弥,前名=六郷 常三郎(2代目),六郷 新吉郎,号=如調

経歴
群馬県高崎の提灯屋の息子。5代目六郷新三郎の門下で、のち養子となり、師の没した明治20年6代目新三郎を襲名して、六合と改姓。ほどなく上京して初代望月太佐吉に師事。東京の各芝居に出演し市村座の囃子頭も務めた。囃子方としてよりも、その道の博識家、故実家として知られ、東京音楽学校に邦楽調査掛が設けられると共に嘱託となり、「近世邦楽年表」の編集などに従事した。邦楽研究に貢献。


六合 新三郎(8代目)
ロクゴウ シンザブロウ

昭和期の長唄囃子方



生年
明治43(1910)年9月1日

没年
昭和43(1968)年8月24日

出生地
東京

本名
佐野 幸一

別名
前名=六合 新右衛門(6代目)

経歴
7代目六合新三郎の実子。6代目新右衛門を経て、8代目新三郎を襲名。第二次大戦後、芝居を退き、演奏会に出演の傍ら、父の地盤をついで北九州方面で弟子の養成につとめた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「六合 新三郎(6代目)」の解説

六合新三郎(6代) ろくごう-しんざぶろう

1859-1927 明治-大正時代の歌舞伎囃子(はやし)方。
安政6年3月15日生まれ。5代六郷新三郎の養子となり,明治20年6代を襲名して六合と改姓。邦楽の故実家・研究家として知られ,東京音楽学校(現東京芸大)邦楽調査課嘱託となり「近世邦楽年表」を編集した。昭和2年1月6日死去。69歳。本名は細谷吉太郎。前名は六郷新吉郎。号は如調。

六合新三郎(初代) ろくごう-しんざぶろう

宇野長七(うの-ちょうしち)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「六合 新三郎(6代目)」の解説

六合 新三郎(6代目) (ろくごう しんざぶろう)

生年月日:1859年3月15日
明治時代;大正時代の長唄囃子方
1927年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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