高木正次(1)(読み)たかぎ まさつぐ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高木正次(1)」の解説

高木正次(1) たかぎ-まさつぐ

1563-1631* 織豊-江戸時代前期の武将,大名
永禄(えいろく)6年生まれ。高木清秀の3男。徳川家康につかえ,長久手(ながくて)の戦い,小田原攻めに従軍。のち徳川秀忠にしたがって関ケ原の戦い,大坂の陣でたたかう。元和(げんな)9年河内(かわち)(大阪府)丹南(たんなん)藩主高木家初代。1万石。寛永7年11月30日死去。68歳。尾張(おわり)(愛知県)出身。通称は善次郎。

高木正次(2) たかぎ-まさつぐ

1575-1651 織豊-江戸時代前期の武士
天正(てんしょう)3年生まれ。徳川秀忠につかえ,大坂の陣で使番となり目付役をつとめる。元和9年上総(かずさ)(千葉県)に領地をあたえられ,寛永10年佐渡奉行となった。慶安4年死去。77歳。通称は又七郎,九兵衛。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の高木正次(1)の言及

【大坂定番】より

…大坂城京橋口内外と北の外曲輪(くるわ)筋鉄門の警衛,玉造口内外と東仕切の警備に当たった。《柳営補任》によれば1621年(元和7)高木正次,稲垣重綱が任命されたのが初めで,両名のあとしばらく空白があったが復活,幕末に及んだ。京橋口29名,玉造口28名が就任。…

※「高木正次(1)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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