HED隕石(読み)ヘッドインセキ

デジタル大辞泉 「HED隕石」の意味・読み・例文・類語

ヘッド‐いんせき〔‐ヰンセキ〕【HED×隕石】

エイコンドライトに属する隕石グループ母天体でなんらかの火成作用により分化したもの。小惑星ベスタ地殻に由来すると考えられている。地球火成岩と似ているが、安定同位体比が異なる。HEDは、ホワルダイト(howardites)、ユークライト(eucrite)、ダイオジェナイト(diogenites)という火成岩または隕石の分類群頭文字から。

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関連語 火成作用 山口

最新 地学事典 「HED隕石」の解説

ヘッドいんせき
HED隕石

HED meteorites

ホワルダイト(howardite),ユークライト(eucrite),ダイオジェナイト(diogenite)の頭文字をとった隕石名。分化した隕石に属するこれらは成因的に関連し,一つのホワルダイト母天体での一連の火成活動によって形成と考えられている。ユークライトはごく表層岩石,ダイオジェナイトは深部相を代表。ホワルダイトは両者がいろいろな割合に混合した角礫岩。最近はエイチイーディー隕石ということが多い。

執筆者:

参照項目:HED 隕石
参照項目:ダイオジェナイト
参照項目:ホワルダイト
参照項目:ユークライト


エイチイーディーいんせき
HED隕石

HED meteorites

ホワルダイト,ユークライト,ダイオジェナイトの頭文字をとってHED隕石と呼ぶ(以前は,ヘッド隕石と呼ばれていた)。分化エコンドライトの中で最大のグループであり,同一母天体起源の地殻を構成していたとされる。ユークライトは玄武岩,ダイオジェナイトは主に輝石からなる集積岩である。ホワルダイトは,主にユークライトとダイオジェナイトからなるポリミクト角れき岩である。母天体は小惑星ベスタだと考えられている。

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参照項目:ダイオジェナイト
参照項目:ホワルダイト
参照項目:ユークライト

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