翻訳|Vesta
Vesta
ベスタ(4 Vesta)はメインベルト小惑星の中で2番目に大きい小惑星である。小惑星ベスタは,HED隕石の母天体であるとされる。これは,反射スペクトルがHED隕石と類似している(V型)こと,ベスタの軌道から共鳴帯にわたって小さなベスタ族小惑星が散らばっていること,また,地球近傍小惑星にベスタに似た反射スペクトルを示すものがあることなどの理由による。アメリカの探査機Dawnがベスタ表面の詳細観測を行い,HED隕石の研究からわかっていた母天体の地質過程と非常に調和的であることがわかった。
執筆者:山口 亮
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
小惑星番号4番の小惑星。1807年H.W.M.オルバースが発見,古代ローマの炉の女神ウェスタにちなんで命名。衝の位置にあるときの平均等級は6.8等と小惑星中でもっとも明るい。しかし直径は538kmと推定されており,1番のケレス,2番のパラスよりは小さい。このことからベスタの表面のアルベドを計算すると,ケレスの0.054やパラスの0.074よりもはるかに大きい0.229という値が得られる。軌道半長径2.36天文単位,離心率0.09,軌道傾斜7.1度,変光周期から求めた自転周期は5時間21分である。
執筆者:竹内 端夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
…この3種の隕石は月よりは小さなある小惑星の表層が46億年前溶融分化してできた原始的な地殻より導かれたものとされている。小惑星ベスタの表面がこの種の隕石類似の物質よりできていることが,その反射スペクトルの研究からわかっている。シャーゴッタイトはピジョン輝石とマスケリナイト化した斜長石よりなる。…
…これはオルバースのパラドックスと呼ばれ,近代の宇宙論的思考の発端となった。 オルバースは小惑星の発見にも意欲的で,1802年1月2日に第1号ケレスを再発見し,同年3月28日に第2号パラスを,07年3月29日には第4号ベスタを発見した。これらの小惑星が類似の軌道をもつことから,一つの惑星の爆発による小惑星起源説を提唱した。…
※「ベスタ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...