J-ADNI(読み)じぇいあどに

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

J-ADNI
じぇいあどに

アルツハイマー病研究の国家プロジェクト。アルツハイマー病がどのように発症して進行するかを明らかにし、治療法や治療薬の効果の確認、および予防薬の開発に寄与する指標を導き出すための臨床研究である。名称は日本アルツハイマー病脳画像診断先導的研究Japanese Alzheimer's Disease Neuroimaging Initiativeの略である。具体的には、早期アルツハイマー病患者と軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)患者および健康な高齢者に対して、血液検査や心理検査、脳の実態を探るMRI検査やPET検査などを行い、検査データをもとにアルツハイマー病の発症と進行について調べる。
 ADNIはもともとアメリカ国立衛生研究所(NIH:National Institutes of Health)が国の主導で行っているアルツハイマー病研究で、日本では2008年(平成20)から全国38の国立と民間の研究機関および大学や病院の研究施設において本格的な研究が始められた。ADNIの研究はアメリカと日本のほか、ヨーロッパ連合(EU)やアルゼンチン、オーストラリア、韓国、台湾、中国で行われている。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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