MR(読み)エムアール(その他表記)medical representative

デジタル大辞泉 「MR」の意味・読み・例文・類語

エム‐アール【MR】[midship engine rear drive]

mid-engine, rear wheel drive自動車で、エンジン車体の中心付近に置き、動力後輪に伝える方式。エンジンの重心は前輪車軸と後輪車軸の間に位置する。→ミッドシップ2アール‐アール(RR)

エム‐アール【MR】[mitral regurgitation]

mitral regurgitation》⇒僧帽弁閉鎖不全症

エム‐アール【MR】[mixed reality]

mixed reality》⇒ミクストリアリティー

エム‐アール【MR】[magnetoresistance]

magnetoresistance》⇒磁気抵抗効果

エム‐アール【MR】[medical representative]

medical representative医薬情報担当者。薬についての知識情報医師薬剤師に提供する製薬メーカーの営業担当者。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「MR」の意味・わかりやすい解説

MR(医薬情報担当者)
えむあーる
medical representative

医薬情報担当者のこと。多くは製薬企業に属し、自社の医療用医薬品の情報を医師や薬剤師に提供し、副作用情報も収集、提供する。日本でも100年の歴史があるといわれるこうした営業は、プロパー(propagandist=宣伝者)とよばれていたが、1990年代からMRに変わってきている。プロパー時代は自社製品の売込みが主で、毎日、各病院や診療所を回り、販売促進のために医師のご機嫌取りや接待、サービスに明け暮れた。論文のコピー取りから家族の買い物の手伝いまで、さまざまなサービスを競った、といわれている。当時のプロパーは価格決定を任されていたために過度の割引である「添付販売」も横行、医師が不要な薬を処方する誘引にもなった。

 これらに対する批判を受けて日本製薬工業協会は1993年(平成5)に「医薬情報担当者の行動基準」を制定、以後はMRの呼称に一本化した。この行動基準では、金銭物品の提供を禁止し、MRは医学・薬学知識を習得し、正しい情報を有効性、安全性に偏りなく公平に提供することを求めている。また、1997年からは業界の「MR認定試験制度」を創設、病医院回りのMRはこの有資格者がほとんどである。

 MRはプロパーと違い、目的は製品の販売ではなく、薬の情報提供と情報収集とされている。薬の種類は膨大であり、その副作用や適正使用情報はあまりにも多い。医師や薬剤師が正しく薬を扱うには約6万人といわれるMRの活動が不可欠とされている。

[田辺 功]


MR(複合現実感)
えむあーる

複合現実感

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

内科学 第10版 「MR」の解説

MR

mitral regurgitation,僧帽弁閉鎖不全症

出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のMRの言及

【仮想現実】より

…この場合,レジストレーションと呼ばれる仮想世界と現実世界の座標合わせ作業を慎重に行う必要がある。また,MRのシステムにおいて,ユーザーの動く範囲はVRに比較してかなり広くなろう。屋外の場合も考えなければならないなど現実世界はそれだけ広いということである。…

※「MR」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む