山躑躅(読み)ヤマツツジ

デジタル大辞泉 「山躑躅」の意味・読み・例文・類語

やま‐つつじ【山躑躅】

ツツジ科の半落葉低木。山野に生え、葉は楕円形両面に毛があり、枝先に集まってつく。初夏、朱赤色か紅紫色の漏斗状の花をつける。多く変種がある。につつじ 春》
[類語]躑躅蓮華躑躅三つ葉躑躅黒船躑躅久留米躑躅・玄海躑躅

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精選版 日本国語大辞典 「山躑躅」の意味・読み・例文・類語

やま‐つつじ【山躑躅】

  1. 〘 名詞 〙 ツツジ科の落葉低木。各地の山野に生え、観賞用として栽培もされる。高さ約三メートル。若枝褐色剛毛散布。葉は枝先に集まってつく。春葉は楕円形、秋葉はへら形。初夏、枝先に紅色漏斗(ろうと)状花が二~四個ずつ咲く。あかつつじ。《 季語・春‐夏 》 〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「やまつつじ海に見よとや夕日影〈智月〉」(出典:俳諧・猿蓑(1691)四)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「山躑躅」の解説

山躑躅 (ヤマツツジ)

学名Rhododendron kaempferi
植物。ツツジ科の常緑低木

山躑躅 (サツキ)

植物。ツツジ科の常緑低木。サツキツツジの別称

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世界大百科事典(旧版)内の山躑躅の言及

【ツツジ(躑躅)】より

… ツツジ亜属は大きく3群に大別される。第1群は花芽と葉芽との区別がなく,一つの芽の中から若葉と花が出てくるもので,ヤマツツジ節とミツバツツジ節とがある。前者の葉は半常緑性で,多くは枝にまばらにつき,春に伸びて冬に落ちる春葉と,秋に伸びて冬を越す秋葉とがある。…

※「山躑躅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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