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アメリカのプロ野球選手(右投右打)。外野手で、ハンクと愛称され、ベーブ・ルースと並び称される黒人大リーガー。アラバマ州出身。ニグロリーグから大リーグ(メジャー・リーグ)のミルウォーキー・ブレーブス(現、アトランタ・ブレーブス)に入団、1954年に大リーグへデビューした。23年間で本塁打王は4回ながら、通算755本(ルースは714本)を打ち、「ルースの神話」を崩した。1975年からミルウォーキー・ブリュワーズでプレーし、1976年に現役引退、その後ブレーブスの副社長に就任した。1974年(昭和49)には来日して王貞治(さだはる)とホームラン競争をした。1982年に野球殿堂入りが決定、アトランタ・ブレーブスの本拠地ターナー・フィールドに銅像が建てられた。
[神田順治]
なお、大リーグで最優秀打者に贈られる「ハンク・アーロン賞」は、1974年にアーロンがルースの通算本塁打記録を更新したのをたたえ、25周年記念として1999年に制定されたものである。
23年間の通算成績は、出場試合3298、安打3771、打率3割5厘、本塁打755、打点2297。獲得したおもなタイトルは、首位打者2回、本塁打王4回、打点王4回。1982年に野球殿堂入り。
[編集部]
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報
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