ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クルミ科」の意味・わかりやすい解説
クルミ科
クルミか
Juglandaceae
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双子葉植物離弁花類。葉は羽状複葉。雄花と雌花とある。雄花は基本的には1枚の包葉、2枚の小包葉、4枚の花被(かひ)、15~20本の雄しべからなる。雄しべは4、5本ずつ束になって1枚の花被と対(つい)の位置にあり、これがヤマモモ科の1個の雄花に相当するので、クルミ科の花は花序の変化したものと思われる。雌花は4枚の花被が1本の雌しべと合着していて子房下位。属によって花のこの基本構造がさまざまに変化している。8属約60種が知られる。日本にはサワグルミ属、ノグルミ属、クルミ属が野生し、カシグルミやペカンが栽培される。
[山崎 敬 2020年2月17日]
APG分類でもクルミ科とされる。2018年のデータでは9属約60種が知られる。
[編集部 2020年2月17日]
…種子が食用にされるクルミ科クルミ属の数種の植物の総称。園芸上は堅果(殻果)類に分類される落葉果樹。…
※「クルミ科」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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