セットバック(英語表記)setback

翻訳|setback

精選版 日本国語大辞典 「セットバック」の意味・読み・例文・類語

セット‐バック

〘名〙 (setback 「後退」の意) 建物外壁敷地境界線から後退させて建てること。また、建物を下の階から上の階へいくにしたがって階段状に後退させて建てること。

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デジタル大辞泉 「セットバック」の意味・読み・例文・類語

セットバック(setback)

建物が下の階から上の階へいくにしたがって順次後退し、その外観が階段状になっているもの。
敷地前面の道路が4メートル未満の二項道路の場合、道路の中心線から2メートルの線まで道路の境界線を後退させること。その部分は道路とみなされる。壁面後退。

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家とインテリアの用語がわかる辞典 「セットバック」の解説

セットバック【setback】

➀上階部分を段階的に後退させ、その外観が階段のようになっている建築物。またはその手法採光通風を確保するために用いる。
➁敷地や道路の境界線から後退して建物を建てること。建築基準法では、建築物の敷地は原則として幅4m以上の道路に接していなければならないとされるが、実際には幅4m以下の道路が数多く存在する。そこで、新たに建物を建てる場合には、道路の中心線から2mの位置まで敷地を後退させ、将来的に4mの道路幅を確保しようとするもの。◇「壁面後退」「壁面線後退」ともいう。

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不動産用語辞典 「セットバック」の解説

セットバック

不動産業界では、建築基準法上、斜線制限等により建物の上部下部よりも後退させること、また、2項道路に接している敷地で道路の境界線を後退させることの2つを「セットバック」といいます。
セットバックとは、英語で「後退」を意味します。
なお、2項道路(幅員が4mに満たない道路)に面している場合には、少なくとも道路中心線から2mはセットバックしないといけません。

出典 不動産売買サイト【住友不動産販売】不動産用語辞典について 情報

リフォーム用語集 「セットバック」の解説

セットバック

土地に接する道路の幅員が4m満たない時に、道路の中心から2m後退して建物を建築すること等をいう。つまり、道路の境界線を後退させる事。セットバックした部分は道路と見なされるので、その部分に建物を建築することはできない。

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