日本歴史地名大系 「御原郡」の解説
御原郡
みはらぐん
- 福岡県:筑後国
- 御原郡
〔古代〕
「和名抄」諸本は「御原」に作り、東急本は「三波良」の訓、名博本は「ミハラ」の傍訓を付す。郡名の初見は「肥前国風土記」基肄郡姫社郷条にみえる「御原郡姫社の社」とされる。延喜五年観世音寺資財帳の水田章には、和銅二年(七〇九)一〇月二〇日の太政官符によって観世音寺(現太宰府市)に施入された筑後国の墾田一六町が記されているが、そのなかに「三原郡捌町」がみえる。隣接する御井郡にあたる現久留米市のヘボノ
〔中世〕
当郡の庄園としては、北部に
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報