怨恨(読み)エンコン

デジタル大辞泉 「怨恨」の意味・読み・例文・類語

えん‐こん〔ヱン‐〕【怨恨】

うらむこと。また、深いうらみの心。「怨恨による犯行
[類語]恨み遺恨逆恨み私怨怨念恨めしい怨嗟えんさ意趣宿意宿怨しゅくえん宿恨積怨せきえん旧怨きゅうえんあだ憎しみ復讐心ふくしゅうしん

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精選版 日本国語大辞典 「怨恨」の意味・読み・例文・類語

えん‐こん ヱン‥【怨恨】

〘名〙 うらむこと。うらみ。おんこん。
万葉(8C後)一六・三八〇九・左注「寵薄之後還賜寄物〈俗云可多美〉於是娘子怨恨聊作斯歌献上」
読本英草紙(1749)五「あらぬ罪を尋ねて獄に下し給ふ。亜夫怨恨(ヱンコン)して、食を絶ちて死す」 〔漢書‐劉歆伝〕

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普及版 字通 「怨恨」の読み・字形・画数・意味

【怨恨】えんこん

うらみ。

字通「怨」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の怨恨の言及

【ルサンティマン】より

…怨恨または復讐(ふくしゆう)感情と訳される。弱者はその弱さゆえに強者に対する不満や憎悪をストレートに表出することができないために,内攻的にうっ積した不満や憎悪は,強者に対する怨恨ないし復讐願望となって意識下に抑圧されている。…

※「怨恨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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