宿意(読み)シュクイ

デジタル大辞泉 「宿意」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐い【宿意】

前々から持ちつづけてきた考え。年来希望や志。「宿意がかなう」
かねてから抱いている恨み。宿怨しゅくえん宿恨。「宿意を晴らす」
[類語](2恨み怨恨えんこん怨嗟えんさ意趣私怨しえん遺恨いこん怨念おんねん宿怨しゅくえん宿恨積怨せきえん旧怨きゅうえんあだ憎しみ復讐心ふくしゅうしん逆恨み恨めしい

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精選版 日本国語大辞典 「宿意」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐い【宿意】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 以前からいだいている考え。かねてからの志望宿望
    1. [初出の実例]「義仲去じ年の秋、宿意を達せんがために、旗をあげ剣をとって信州を去し日」(出典:平家物語(13C前)七)
    2. [その他の文献]〔晉書‐王渾伝〕
  3. かねてからのうらみ。長年の遺恨(いこん)宿怨(しゅくえん)
    1. [初出の実例]「不摂政許、尚依故殿宿意也」(出典:玉葉和歌集‐承安二年(1172)一二月二〇日)
    2. 「Xucuiuo(シュクイヲ) サンズル。〈略〉 Xucuiuo(シュクイヲ) トグル」(出典:日葡辞書(1603‐04))

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普及版 字通 「宿意」の読み・字形・画数・意味

【宿意】しゆくい

宿志

字通「宿」の項目を見る

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