イギリスの作家ジェーン・オースティンの長編小説。1813年刊。作者が若いころに書いた小説『第一印象』を徹底的に書き直したものといわれる。主人公エリザベス・ベネットは5姉妹の2番目で、姉妹中もっとも聡明(そうめい)で知的である。近所に引っ越してきた若い紳士ビングリーは、温順な姉ジェーンと親しくなり、彼の友人で自負心に満ちた名門の紳士ダーシーはエリザベスに求婚する。しかし第一印象から彼女はダーシーに偏見を抱くが、彼を訪問し人柄に触れるうちその偏見はしだいに薄れ、一方彼の自負心も和らぎ、2人はめでたく結ばれる。姉妹の愚かな母親ベネット夫人や、主人公に求婚する牧師コリンズ氏ら喜劇的人物の脇役(わきやく)がこの小説に明るいユーモアの効果を添えている。夏目漱石(そうせき)は「則天去私」の作品例として、この作品を推している。
[榎本 太]
『中野好夫訳『自負と偏見』(新潮文庫)』
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
政府首脳が外国を訪問した際の会談内容や合意事項を記した外交文書。法的拘束力は持たないが,その内容は両国を事実上拘束する。類似のものに共同発表 joint statementがあるが,これはより記録的な...
7/28 化学辞典 第2版(森北出版)を更新
6/26 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/17 デジタル大辞泉プラスを更新
4/17 デジタル大辞泉を更新
2/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新