略称TEM.電子線の電子光学的結像を用いて試料の拡大像を得る電子顕微鏡のうち,もっとも一般的なもの.電子銃から発生した電子線は,集束レンズによって絞られた後,試料を透過して対物レンズで結像される.像は中間レンズによってさらに拡大されたあと,投影レンズで終像面に映し出される.試料を透過した電子線の大部分は直進するが,一部は試料の結晶面によってブラック反射される.前者を用いれば明視野像が得られ,これは試料組織の概略を知るために適しており,透過型電子顕微鏡観察でもっともよく用いられる.一方,後者では暗視野像が得られる.これは明視野像に比べてはるかに強度は弱いが,特定の結晶面や局所的な結晶の異常などの観察に適している.分解能は電子線の加速電圧によって決まる.通常,200 kV の加速電圧が使用され,0.1~100 μm の試料や構造を観察するのに適している.日本の電子顕微鏡技術は世界のトップクラスにあり,2000 kV もの加速電圧をもつ超高圧電子顕微鏡が製作されている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...
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