安禄山(あんろくざん) An Lushan
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 705~757唐朝に仕えたソグド人の武将で,安史の乱の首謀者。幽州(ゆうしゅう)節度使の部下から,玄宗,楊貴妃,宰相李林甫(りりんぽ)らにとり入って…
安禄山【あんろくざん】
- 百科事典マイペディア
- 唐代の武将。父はイラン系のソグド人,母はトルコ系の突厥(とっくつ)人。玄宗に信任され,751年には3節度使を兼任。755年挙兵,洛陽を陥れ,756年皇…
安 禄山 あんろくざん
- 旺文社世界史事典 三訂版
- ?〜757唐代の武将で,安史の乱の首謀者父はイラン系ソグド人で,母は突厥 (とつけつ) 人という。幽州節度使張守珪 (ちようしゆけい) の部下から身を…
安禄山 あんろくさん An Lu-shan
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]神竜1(705)?[没]至徳2(757)中国,ソグド系突厥の雑胡で唐の節度使。安史の乱の中心人物。6種の言語を理解したといわれ,幽州節度使張守珪の部下…
安禄山 あんろくざん (703?―757)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国、唐の武将。安史の乱の首謀者。出自は伝説的で、母は突厥(とっけつ)(トルコ系)貴族阿史徳(あしとく)氏の巫女(みこ)、父は一説に胡(こ)人康(こ…
あん‐ろくざん【安禄山】
- デジタル大辞泉
- [705~757]中国唐代の武将。ソグド人。安史の乱の首謀者。玄宗皇帝に信頼されて平盧へいろ・范陽はんよう・河東の三節度使を兼任していたが、755年…
安禄山 (あんろくざん) Ān Lù shān 生没年:705-757
- 改訂新版 世界大百科事典
- 中国,唐代の節度使。営州柳城(遼寧省朝陽県)の人。ソグド人の父と突厥(とつくつ)人の母をもつ雑胡で,安はソグドの中国姓,禄山は光を意味する…
史思明(ししめい) Shi Siming
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ?~761唐の安史の乱の指導者の一人。営州(遼寧省朝陽県)出身のソグド人系武将。早くから安禄山(あんろくざん)と親しく,その反乱に従ったが,安禄山…
ちょう‐しょう〔テウシヤウ〕【朝章】
- デジタル大辞泉
- 朝廷のおきて。「安禄山が―をみだりし悪行も」〈曽我・二〉
常山の舌
- 故事成語を知る辞典
- 正しいことを主張して、死ぬまでやめないこと。 [由来] 「新唐書―顔がん杲こう卿けい伝」に出て来るエピソードから。七五六年、唐王朝に対して安あん…
史思明【ししめい】
- 百科事典マイペディア
- 中国,唐代の逆臣。安史の乱の指導者の一人。営州(遼寧省)出身のソグド系武将。若いころから安禄山と親しく,その反乱に従ったが,安禄山の子慶緒…
禄山 (ろくざん)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-? 江戸時代中期の陶工。京都の人。享保(きょうほう)(1716-36)のころ尾形乾山(けんざん)にまなぶ。作品には師乾山の名を署したものがおおいが,別…
安史の乱 あんしのらん
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 唐の中期,安禄山・史思明らにより起こされた反乱(755〜763)第6代皇帝玄宗は開元の治を行って改革の実をあげたが,晩年は政治に倦み,楊貴妃を溺…
安禄山の乱(あんろくざんのらん)
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ⇒安史(あんし)の乱
史 思明 ししめい
- 旺文社世界史事典 三訂版
- ?〜761唐代の安史の乱の主謀者のひとり胡人と突厥 (とつけつ) 人との混血児。同郷の安禄山 (あんろくざん) と親しく,ともに6か国語を使い,貿易官…
顔杲卿 がんこうけい (692―756)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国、唐の忠臣。琅邪(ろうや)郡(山東・江蘇(こうそ)省境)の顔氏で、『顔氏家訓』の著者顔之推(しすい)の5代の孫の、書道史上著名な顔真卿(しんけ…
あん‐ろくざん【安祿山】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国の唐代、安史の乱を起こした武将。ソグド人と突厥(とっけつ)人との混血といわれる。玄宗皇帝の信任をえて、三節度使を兼任。七五五年(天宝一四…
【牽】ばんけん
- 普及版 字通
- ひっぱる。〔唐書、逆臣上、安禄山伝〕に肥え、腹(ゆる)みて膝にぶ。兩を奮ひ、牽するの(ごと)くにして、乃ち能く行く。字通「」の項目を見る。
がん‐こうけい〔‐カウケイ〕【顔杲卿】
- デジタル大辞泉
- [692~756]中国、唐の政治家。臨沂(山東省)の人。顔真卿がんしんけいの従兄。玄宗に仕え、安禄山あんろくざんに登用されて太守となったが、禄山…
大唐安禄山 だいとう あんろくさん
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。初演元禄14.3(大坂・片岡座)
李泌 (りひつ) Lǐ Bì 生没年:722-789
- 改訂新版 世界大百科事典
- 中国,唐の政治家。字は長源。京兆(陝西省西安市)の人。7歳にして玄宗に認められ,太子時代の粛宗と親密に交際した。楊国忠と安禄山に憎まれたので…
すいよう〔スイヤウ〕【睢陽】
- デジタル大辞泉
- 古代中国の地名。春秋時代の宋の地で、秦代には県が置かれた。唐代の757年、安禄山の乱の時に、太守の許遠がここに拠って賊軍の進出を防いだ。
あんし‐の‐らん【安史の乱】
- デジタル大辞泉
- 755年、唐の中期、玄宗皇帝の晩年に、節度使の安禄山あんろくざんと史思明らが起こした反乱。763年、粛宗の代に鎮圧。以後、唐の中央集権体制は弱体…
【億測】おくそく
- 普及版 字通
- おしはかる。〔唐書、逆臣上、安禄山伝〕長ずるにんで、多智、善く人を測し、六語にじ、互市と爲る。字通「億」の項目を見る。
【子】ごつし
- 普及版 字通
- 腰かけ。〔類説、三十四に引く遺、安禄山〕皇(玄宗)安祿山を召すに、矮金裹脚(わいきんくわきやく)の子を用(もつ)て坐を賜ふ。字通「」の項目を見…
せいけい‐こう【井陘口】
- デジタル大辞泉
- 中国河北省西部、井陘山中の狭路。古来、交通・軍事上の要地で、前204年、漢の劉邦の臣の韓信が趙の軍を破り、趙王歇けつを捕らえた所。また、安禄山…
【含胡】がんこ
- 普及版 字通
- ことばが明瞭でない。口ごもり。〔唐書、忠義中、顔杲伝〕(安禄山)其の舌をちて曰く、復(ま)た能く罵るや否やと。杲、含胡してす。字通「含」の項…
きょ‐えん〔‐ヱン〕【許遠】
- デジタル大辞泉
- [709~757]中国、唐代の武将。安史の乱のとき睢陽すいよう太守となり、安禄山の大軍の攻囲に屈せず戦ったが、捕らえられて殺された。
史思明 ししめい (?―761)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国、唐の安史(あんし)の乱の指導者の一人。安禄山(あんろくざん)と郷里が同じで営州(遼寧(りょうねい)省朝陽市付近)の突厥(とっけつ)系雑胡(ざっ…
安慶緒 あんけいしょ An Qing-xu; An Ch`ing-hsü
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]乾元2(759)中国,唐中期の武将。安禄山の次男。名は仁執。禄山が安史の乱を起し大燕皇帝を称すると,晋王にされた。やがて禄山が眼病と疽を…
よう‐こくちゅう〔ヤウ‐〕【楊国忠】
- デジタル大辞泉
- [?~756]中国、唐の政治家。永楽(山西省)の人。本名、釗しょう。又従姉妹またいとこにあたる楊貴妃の縁により玄宗皇帝に登用されて宰相となった…
安山 (あんざん)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ⇒河野安山(こうの-あんざん)
安史の乱(あんしのらん)
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 安禄山(あんろくざん)の乱ともいう。唐の中期,安禄山・慶緒(けいしょ)父子,史思明(ししめい)・朝義父子によって指導された反乱(755~763年)。范陽(…
し‐しめい【史思明】
- デジタル大辞泉
- [704ころ~761]中国、唐代の武将。安史の乱の指導者。営州(遼寧りょうねい省)生まれの突厥とっけつ系の胡人。安禄山とともに各地を転戦。禄山の…
【煙塵】えんじん(ぢん)
- 普及版 字通
- すなけむり。また、戦塵。唐・白居易〔長恨歌〕詩 漁陽の鼓(へいこ)地を動かして來(きた)り(安禄山の) 破す、霓裳衣の曲 九重の闕、塵生じ 千…
高仙芝 (こうせんし) Gāo Xiān zhī 生没年:?-755
- 改訂新版 世界大百科事典
- 中国,唐代玄宗朝の高句麗出身の武将。小勃律(北インド,カシミール北部)と結んだ吐蕃のパミール高原への進出による東西交易ルート遮断に対し,747…
小野田守
- 朝日日本歴史人物事典
- 生年:生没年不詳 奈良時代の官人。唐国での安禄山の反乱を日本に急報したことで有名。天平19(747)年,従五位下になり,以後,外交官,外交畑を歩く。天…
楊国忠(ようこくちゅう) Yang Guozhong
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ?~756本名釗(しょう)。楊貴妃の一族であった関係で都に出,財政手腕を認められた。国忠の名を賜い,宰相となったが,安禄山(あんろくざん)と反目し…
【媚】ゆび
- 普及版 字通
- こびへつらう。〔唐書、逆臣上、安禄山伝〕中丞張利貞、河北を訪す。祿山、百計媚し、多く金を出して左右に諧結(かいけつ)し、私恩を爲す。利貞入し…
【】ちようてき
- 普及版 字通
- 遇を以て任する。〔資治通鑑、唐紀三十三〕(玄宗、天宝十三載)(安禄山)上(しやう)に宮に見(まみ)え、泣きて曰く、臣は本(もと)胡人、陛下して此(…
儲光羲 ちょこうぎ Chu Guang-xi
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]景竜1(707)[没]乾元2(759)?中国,盛唐の詩人。えん州 (山東省) の人。字,不詳。天宝末年に監察御史となったが,安禄山の乱で罪に問われ,嶺南に…
史思明 ししめい Shi Si-ming; Shih Ssǔ-ming
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]上元2(761)中国,唐中期に起った安史の乱の指導者の一人。安禄山と郷里が同じで,ともに6種の言語を理解し,幽州節度使張守珪に仕えて戦功…
楊 国忠 ようこくちゅう
- 旺文社世界史事典 三訂版
- ?〜756唐の政治家本名は楊釗 (ようしよう) 。楊貴妃 (ようきひ) のまたいとこといわれる。玄宗に重用されて国忠の名を賜り,宰相として権勢をふるっ…
【洗児】せんじ
- 普及版 字通
- 生まれて三日、あるいは一月して、児を洗う俗。〔資治通鑑、唐紀三十二〕(玄宗、天宝十載)(正月)甲辰、祿山の生日なり。~上(しやう)後宮の笑す…
安史の乱
- 共同通信ニュース用語解説
- 唐の時代の755年、貿易で力を持ち、地方を防衛する「節度使」の官職を得た西域出身の安禄山あんろくざんが、盟友の史思明らと起こした反乱。 黄巣の…
哥舒翰 かじょかん (?―756)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国、唐の武将。祖先はトゥルギシュ哥舒部の首長(しゅちょう)。父は唐の安西副都護に任ぜられていた。母は于闐(うてん)の王族尉遅(うっち)氏の出身…
小野田守 (おのの-たもり)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-? 奈良時代の官吏。天平感宝(てんぴょうかんぽう)元年(749)大宰少弐,天平勝宝(しょうほう)5年遣新羅(しらぎ)大使となった。刑部少輔などをへて,…
おう‐い〔ワウヰ〕【王維】
- デジタル大辞泉
- [701ころ~761]中国、唐の詩人・画家。太原(山西省)の人。字あざなは摩詰まきつ。安禄山の乱後、粛宗に起用され、尚書右丞しょうしょゆうじょう…
燕子箋 えんしせん Yan-zi-jian
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国,明末の戯曲。阮大せい (げんだいせい) の作。唐代の安禄山の乱を背景として,たまたま同じ科挙の受験生を慕うようになった妓女と試験官の娘が…
【禄禄】ろくろく
- 普及版 字通
- 平凡でめだたないさま、碌碌。字通「禄」の項目を見る。