さん‐べん【三返・三遍】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 三度すること。三回繰り返すこと。みたび。[初出の実例]「『南无妙徳菩薩』と三遍誦礼せしむ」(出典:日本霊異記(810‐824)上)
さん‐ぼう(‥バウ)【三方】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 現在は「さんぽう」とも ) 三つの方向。三つの方面。[初出の実例]「能遠(よしとを)が城におしよせて見れば、三方は沼、一方は堀なり」…
しゅ‐さん【朱三】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「しゅざん」「じゅさん」とも ) 双六(すごろく)で、二つの賽(さい)の目に、ともに三が出ること。平治物語にみえる故事によるという。…
せん‐みつ【千三】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 千言のうちに真実は三つしかないの意 ) うそ。いつわり。また、うそつき。ほらふき。まんぱち。[初出の実例]「せんみつとかやいへる空…
さん‐さく【三朔】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =さんついたち(三朔日)
さん‐ざんまい【三三昧】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =さんげだつもん(三解脱門)[初出の実例]「而只是四無礙十力四無畏八禅定八解脱三三昧」(出典:法華義疏(7C前)一)
さん‐し【三尸】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 道教で、人の体内に住んでいると説く三匹の虫。絶えず人の行動を監視していて、庚申の日の夜には、睡眠中の人の体から抜け出てその人の罪…
さん‐し【三豕】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「己亥(きがい)に河を渉る」と読むべき所を、「己」を「三」に、「亥」を「豕」に誤って「三豕河を渉る」と読んだという「孔子家語‐七…
さん‐し【三使】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 仏語。老・病・死の三つをいう「三天使(さんてんし)」の略。「天使」は閻魔(えんま)王の使いの意。[初出の実例]「毎念レ建二仁祠之舎一…
さん‐し【三始】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 年・月・日の始めの意から ) =さんげん(三元)②[初出の実例]「年のはじめ 時のはじめ 月のはじめなれば 三始(シ) 三元 元三などもい…
さん‐しゃ【三者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 三人。また、三つのもの。② ( 「だいさんしゃ(第三者)」の略 ) 当事者以外の関係のない者。[初出の実例]「三者の地位に立てばこそ芝居…
さん‐しゅう(‥シウ)【三州・参州】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 三河国(愛知県東部)の異称。〔黒本本節用集(室町)〕[ 2 ] 〘 名詞 〙① 「さんしゅうざけ(三州酒)」の略。[初出の実例]「酔うまい事か三…
さん‐じゅう(‥ジフ)【三十】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 一〇の三倍の数。[初出の実例]「子もちの御前の衝重(ついがさね)三十、ちごの御ぞ、五襲(いつかさね)にて」(出典:源氏物語(1001‐14頃…
さん‐たい【三体】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 書道で、真・行・草の三つの書体の称。また、生け花でもいう。[初出の実例]「真行草三体之趣不二存知一」(出典:烏羽玉霊抄(室町)上)[…
さん‐だいじ【三大寺】
- 精選版 日本国語大辞典
- 上代、大和にあって、朝廷の崇拝をうけていた飛鳥寺(元興寺)・大安寺(大官大寺)・川原寺(弘福寺(ぐふくじ))の称。
さん‐だいじん【三大臣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 太政大臣・左大臣・右大臣。または左大臣・右大臣・内大臣の総称。[初出の実例]「高官にと思し召しけれども、三大じんは、はやふさがり…
さん‐だいぶ【三大部】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。教義のよりどころとされる三つの大部の経典。天台宗では、天台大師の著「法華経玄義」「法華経文句」「摩訶止観」。律宗では、南山…
さん‐たいよう(‥タイヤウ)【三大洋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 太平洋・大西洋・インド洋の総称。
さん‐とう【三冬】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 冬の三か月。孟冬(陰暦一〇月)・仲冬(陰暦一一月)・季冬(陰暦一二月)の総称。また、三度の冬。三か年。《 季語・冬 》[初出の実例]…
さん‐とう(‥タフ)【三塔】
- 精選版 日本国語大辞典
- 比叡山延暦寺の東塔(止観院)・西塔(宝幢院)・横川(よかわ)(楞厳(りょうごん)院)の総称。転じて、比叡山延暦寺をいう。三院。[初出の実例]「山…
さん‐としより【三年寄】
- 精選版 日本国語大辞典
- 江戸時代、江戸の町年寄を世襲した三家。奈良屋(館)・樽屋(樽)・喜多村の総称。〔明良帯録(1814)〕
さん‐きえ【三帰依】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =さんき(三帰)①[初出の実例]「頭少二梵音啓請并三帰依一」(出典:参天台五台山記(1072‐73)五)
さん‐ぎゃく【三逆】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「さんぎゃくざい(三逆罪)」の略。[初出の実例]「調達が三逆をつくり、八万蔵の聖教をほろぼしたりしも」(出典:平家物語(13C前)…
さん‐けつ【三傑】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 三人のすぐれた人物をいう。[初出の実例]「藤原朝臣諸成卒。諸成〈略〉弘仁年中為二文章生一。聰悟超レ倫。暗二誦文選上帙一。学中…
さん‐こう(‥カウ)【三考】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 三度考えること。転じて、よく考えること。「再思三考」② ( 「考」は調べるの意 ) 官吏の成績を三年目ごとに調査し、九年間に三度行なっ…
さん‐さ【三佐】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 自衛官の階級の一つ。三等陸佐・海佐・空佐の略称。旧軍隊の少佐に相当する。
さんじょう 三乗
- 小学館 和伊中辞典 2版
- 〘数〙cubo(男),terza potenza(女) ◇3乗する 3乗する さんじょうする elevare ql.co. al cubo [alla terza potenza] ¶3の3乗は27である.|Il cubo…
さんしょく 三色
- 小学館 和伊中辞典 2版
- ◇三色の 三色の さんしょくの tricolore ◎三色旗 三色旗 さんしょくき (イタリア国旗)bandiera(女) tricolore, il tricolore(男);(フランス国旗)…
さんしょく 三食
- 小学館 和伊中辞典 2版
- ¶三食しっかりとる|non saltare nessu̱n pasto ¶この旅館は3食付きで1日1万円だ.|La pensione completa in questo albergo costa 10.000 y…
さんにん 三人
- 小学館 和伊中辞典 2版
- tre persone(女)[複] ¶三人乗りの飛行機|veli̱volo triposto 【慣用】三人寄れば文珠の知恵 (諺)“Quattro occhi valgon più di due.”/“D…
さんようちゅう 三葉虫
- 小学館 和伊中辞典 2版
- 〘古生〙trilobite(男)
三等分
- 小学館 和西辞典
- 三等分するdividir ALGO en tres partes iguales
三餐 sāncān
- 中日辞典 第3版
- [名]三度の食事.一日~/1日三度の食事.~茶饭/毎日の飲食物.
三合板 sānhébǎn
- 中日辞典 第3版
- [名]3層のベニヤ板.
三文治 sānwénzhì
- 中日辞典 第3版
- [名]<方>サンドイッチ.
三藏 Sān Zàng
- 中日辞典 第3版
- [名]<宗教>(仏教経典の)三蔵.
洗三 xǐ//sān
- 中日辞典 第3版
- [動]<旧>子供が生まれて3日目に産湯を使わせる.
三分村みぶんむら
- 日本歴史地名大系
- 長野県:南佐久郡臼田町三分村[現]臼田町大字三分雨(あま)川扇状地の末端南部に位置し、南東部には関東山系支脈の裾が東から迫っている。西と北…
三島野みしまの
- 日本歴史地名大系
- 富山県:射水郡三島野「万葉集」に歌われた原野。巻一七には放逸した愛鷹が「三嶋野を背向に見つつ」飛去ったと歌われ、大伴家持遊猟の地であった。…
三上庄みかみのしよう
- 日本歴史地名大系
- 和歌山県:海南市三上庄荘域は亀(かめ)の川流域の東西に長く延び、現和歌山市と海南市域にまたがる。その大部分は、平安時代に名草(なくさ)郡を…
三階 さんがい
- プログレッシブ ポルトガル語辞典(日本語・ポルトガル語の部)
- segundo andar私のオフィスは三階にある|Meu escritório fica no segundo andar.
【朝三】ちよう(てう)さん
- 普及版 字通
- 朝三暮四。詐術をいう。〔荘子、斉物論〕狙(そこう)(猿飼い)(ちよ)(とちの実)を賦(わか)ちて曰く、は三、は四にせんと。衆狙皆怒る。曰く、然ら…
【三衣】さんい
- 普及版 字通
- 僧衣。字通「三」の項目を見る。
【三帰】さんき
- 普及版 字通
- 異姓の三帰人を娶る。ほかに地名・台名説がある。〔論語、八〕或ひと曰く、管仲は儉なるかと。(子)曰く、管氏に三歸り。官の事は攝(兼摂)せず。…
【三尸】さんし
- 普及版 字通
- 体内の蠱虫。字通「三」の項目を見る。
【三正】さんせい
- 普及版 字通
- 夏(建寅)・殷(建丑)・周(建子)の暦。〔魏書、儒林、李業興伝〕(尤も算歴に長ず。曰く)三正同じからずと雖も、時を言ふは、皆夏時の正に據る…
【三俎】さんそ
- 普及版 字通
- 豕と魚と。字通「三」の項目を見る。
【三飯】さんぱん
- 普及版 字通
- 三食。字通「三」の項目を見る。
【三務】さんむ
- 普及版 字通
- 農事。字通「三」の項目を見る。
【三葉】さんよう
- 普及版 字通
- 三代。字通「三」の項目を見る。