かえり‐ゆ(かへり‥)【返湯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 煮えかえっている湯。熱湯。[初出の実例]「白朮散、一とにせんの二すくひつつ、しほすこし入て、かへりゆにかきたてて」(出典:教言卿記‐…
かかり‐ゆ【掛湯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 風呂から上がるときに、からだにかけて身を清めるための湯。また、その湯を浴びること。あがりゆ。[初出の実例]「懸湯をすりゃこそ湯やも…
ゆ‐あたり【湯中】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 過度の入浴により体に変調をきたすこと。温泉浴を繰り返す時、多くはその第一週に見られる症状。疲労倦怠感、食欲減退、眩暈、動悸、筋肉…
もらい‐ゆ(もらひ‥)【貰湯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 他家の風呂に入れてもらうこと。もらいぶろ。[初出の実例]「唐黍畑の先には草葺の低い軒があって、貰ひ湯に来てゐる人がびしゃびしゃと…
わき‐ゆ【沸湯・湧湯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 沸湯 ) わかした湯。沸騰した湯。〔羅浮渉猟抄多識編(1612)〕② ( 湧湯 ) 湧いて出る湯。温泉。いでゆ。[初出の実例]「加州やまなか…
ゆ‐こぼし【湯翻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 飲み残した湯茶などを捨て入れる容器。こぼし。② 茶道で、茶碗を洗った湯を入れる容器。建水。こぼし。
ゆ‐つぎ【湯次・湯注】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =ゆとう(湯桶)①[初出の実例]「引物皿〈五十〉・ゆつき〈三〉・銚子鍉〈二具〉」(出典:多聞院日記‐天正六年(1578)正月一七日)
ゆ‐ば【湯場】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 湯のある場所。浴場。湯殿。また、温泉場。[初出の実例]「伊豆の熱海に渡りつつ温泉場(ユバ)に起臥時もあり」(出典:滑稽本・古朽木(178…
ゆ‐みち【湯道】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 鋳造で溶融した金属を湯口から鋳型に導く穴。② 鋳物製造、プラスチック成型などで溶融物を鋳型本体に導くための通路。ランナー。
ゆ‐もり【湯守】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 湯本や湯屋の番をすること。また、その人。[初出の実例]「さびしさや湯守も寒くなるままに〈芭蕉〉 殺生石の下はしる水〈等躬〉」(出典:…
湯灌 ゆかん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 死者の納棺に先だって遺体を洗うこと。以前は近親者が裸で、あるいは縄帯(なわおび)・縄襷(なわだすき)姿で、たらいの湯で洗った。その湯は逆(さか)…
湯加減 ゆかげん
- 日中辞典 第3版
- 热水的温度rèshuǐ de wēndù;[茶の湯の]沏茶的温度qīchá de wēndù;[風呂…
湯漬け ゆづけ
- 日中辞典 第3版
- (吃)开水泡饭(chī)kāishuǐ pàofàn,泡饭pàofàn.~湯漬けを食べる|吃_…
【湯池】とう(たう)ち
- 普及版 字通
- 熱湯の城池。堅城。〔漢書、食貨志上〕(賈誼、上(しやう)に説きて曰く)農のへに曰く、石十仞、湯池百、帶甲百るも、粟(ぞく)(な)くんば守ること能(…
【湯熱】とうねつ
- 普及版 字通
- 熱湯。字通「湯」の項目を見る。
【湯瓶】とうへい
- 普及版 字通
- 茶瓶。字通「湯」の項目を見る。
慍湯いかりのゆ
- 日本歴史地名大系
- 大分県:日田郡天瀬町湯山村慍湯「豊後国風土記」によれば天武天皇七年(六七八)の地震の際に、五馬(いつま)山の一峡谷が崩落し、「慍れる湯の泉…
ひちゅう【秘中】 の=秘((ひ))[=秘密((ひみつ))]
- 精選版 日本国語大辞典
- 秘密にしているものの中でも、最も秘密なこと。非常に大事な秘密。[初出の実例]「これからは他聞を憚る秘中(ヒチウ)の秘密(ヒミツ)」(出典:二人女房…
連理秘抄 れんりひしょう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 南北朝時代の連歌学書。二条良基著。2巻。正平4=貞和5 (1349) 年成立。『僻連抄』は本書の初稿本。前半は連歌の沿革,句作の心得,付様,賦 (ふし) …
げんぴしょう【《玄秘抄》】
- 改訂新版 世界大百科事典
禁秘抄 きんぴしょう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 禁中 (宮中) の故実や作法を記した書。順徳天皇著。2巻または3巻。承久3 (1221) 年頃成立。『順徳院御抄』『建暦御記』『禁中抄』ともいう。記事は,…
数秘学 (すうひがく) numerology
- 改訂新版 世界大百科事典
- 数を使って事物の本性,とくに人物の性格・運命や未来のできごとを解明・予見する西洋古来の占術。数は万物の原理であり,宇宙のいっさいは数に則っ…
福山秘府ふくやまひふ
- 日本歴史地名大系
- 二七巻八冊 松前広長(監物)著 安永九年序 道立文書館・北海道大学附属図書館・市立函館図書館 松前藩主の一族で松前藩随一の学者であり、「松前志…
梁塵秘抄
- 共同通信ニュース用語解説
- 梁塵秘抄りょうじんひしょう 平安時代後期ごろに流行した新しい歌謡かよう「今様歌いまよううた」などを集めた本。後白河法皇ほうおうが選んだとさ…
おとこ‐ゆ〔をとこ‐〕【男湯】
- デジタル大辞泉
- 銭湯・温泉などで、男が入るほうの浴室。男風呂。⇔女湯。
ゆしも【湯霜】
- 和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典
- 熱湯にさっと通したり、熱湯をかけたりして、材料の表面だけに熱を通し、霜降りにする調理法。魚介類の刺身や、あらを用いる際の下ごしらえなどに用…
ゆすいもの【湯吸い物】
- 和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典
- 箸洗い。◇白湯を供することもあり、薄味の吸い物なのでこの名がある。⇒箸洗い
ゆむき【湯剥き】
- 和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典
- 料理で、熱湯にさっと通してから皮をむくこと。主にトマトに用いる。
ZENKON湯
- デジタル大辞泉プラス
- 2011年の東北地方太平洋沖地震に際し、建築家の斉藤正らが立ち上げた、在来工法を用いて1日で簡単に組み立てられる設計の温浴施設を被災地に届けるプ…
人参湯(にんじんとう)
- デジタル大辞泉プラス
- 漢方薬のひとつ。下痢、胃痛などの症状に処方される。
湯はぎ
- 栄養・生化学辞典
- ブタの解体時に湯に屠体を浸けて脱毛する作業.
しくんしとう【四君子湯】
- 漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典
- 漢方薬の一つ。生薬(しょうやく)の人参(にんじん)、白朮(びゃくじゅつ)、茯苓(ぶくりょう)、甘草(かんぞう)、生姜(しょうきょう)、大棗(たいそう)な…
ゆ‐がえし〔‐がへし〕【湯返し】
- デジタル大辞泉
- 茶の湯で、ひしゃくを棚または卓などに飾り残す点前てまえのとき、ひしゃくの合ごうを速く乾かすために、ひしゃくで釜の湯をくみ、それを釜へ戻すこ…
ゆ‐がけ【湯掛け】
- デジタル大辞泉
- 「湯浴ゆあみ」に同じ。「御―御沙汰ありて」〈御湯殿上日記〉
ゆ‐げしょう〔‐ゲシヤウ〕【湯化粧】
- デジタル大辞泉
- 入浴後にする化粧。
ゆ‐ば【湯場】
- デジタル大辞泉
- 温泉地。温泉場。また、浴場。
ゆ‐はじめ【湯始め】
- デジタル大辞泉
- 「湯殿始め」に同じ。
ゆ‐ばしり【湯走り】
- デジタル大辞泉
- 1 金属が熱せられて液状になり、流動すること。〈日葡〉2 日本刀の沸にえで、凝ってしずくのような斑点になっているもの。〈日葡〉
ゆ‐ばたけ【湯畑】
- デジタル大辞泉
- 群馬県吾妻あがつま郡草津町の中央に湧き出る源泉。広さ約1600平方メートル、湧出量は毎分約4600リットル。温度はセ氏約60度。7本の木樋もくひを通し…
ゆ‐ぶろ【湯風呂】
- デジタル大辞泉
- 1 湯を入れた風呂。また、その風呂に入ること。「毎日、―は焼たく」〈浮・一代女・四〉2 蒸し風呂。「据風呂すゑふろよりは―が徳なり」〈浮・新永…
ゆ‐あげ【湯揚げ】
- デジタル大辞泉
- 切り花を長持ちさせる方法の一。花に蒸気がかからないよう紙などでしっかりと覆い、茎の切り口を沸騰した湯に20~30秒ほど浸し、その後すぐに水につ…
そと‐ゆ【外湯】
- デジタル大辞泉
- 温泉旅館などで、宿泊用の建物とは別に外に設けた浴場。→内湯うちゆ[類語]露天風呂・野天風呂・岩風呂
そう‐ゆ【総湯】
- デジタル大辞泉
- 温泉場で、旅館の外にある共同浴場。⇔内湯うちゆ。
活気湯
- デジタル大辞泉プラス
- 扶桑化学株式会社が販売する入浴剤の商品名。「登別温泉」「鉄輪温泉」「水沢温泉」「燕温泉」「祖谷温泉」「七味温泉」がある。
ゆむぎ【湯麦】
- 改訂新版 世界大百科事典
湯灌 ゆかん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 納棺に先立って死体を洗い清めること。本来死者を裸にして,たらいの湯で全身を洗うのをたてまえとし,近親者が縄帯縄襷 (たすき) 姿で洗った。使用…
葛根湯 かっこんとう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 漢方方剤の一つ。葛根,麻黄,桂枝,生姜,甘草,芍薬,大棗の7種の生薬から成る。解熱,鎮痛,消炎などの作用がある。張仲景の編著『傷寒論』にも載…
とうかん【湯鑵】
- 改訂新版 世界大百科事典
陳湯 ちんとう Chen Tang; Ch`ên T`ang
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]建平1 (前6)頃中国,前漢(→漢)末の武将。字は子公。諡は破胡荘侯。山陽,瑕丘(山東省曲阜県)の人。建昭3(前36)年,西域副校尉として…
ちゃ‐とう〔‐タウ〕【茶湯】
- デジタル大辞泉
- 仏前や霊前に供える煎茶湯。禅家では忌日などに仏前に供える茶と湯をいう。さとう。