「三国志」の検索結果

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【投書】とうしよ

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書を送りつける。〔三国志、魏、国淵伝〕時に投書して誹謗するり。太(曹操)之れを疾(にく)み、必ず其のを知らんと欲す。淵、うて其の本書を留め、…

【万一】まんいつ・まんいち

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万分の一。極めてわずか。また、万が一。もし。〔三国志、魏、武帝紀〕(建安十二年)今深く入りて之れを征せば、劉備必ず劉表をきて許をはん。一變…

【踰僭】ゆせん

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分限を超えて傲る。〔三国志、蜀、和伝〕和、躬(みづか)ら(ひき)ゐるに儉を以てし、惡衣(そし)、踰僭を防遏(ばうあつ)す。~在皆風を移し、善に變ず…

【染】お(を)せん

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けがす。〔三国志、呉、綜伝〕鬱霧(うつむ)其の上に冥(くら)く、鹹水其の下にす。善く腫(脚気)を生じ、轉(うた)た相ひ染す。そを行く、斯(こ)の患…

【奥遠】おうえん(あうゑん)

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奥深い。〔三国志、魏、傅伝〕蓋(けだ)し聞く、制宏深、奧、(いやし)くも其の才に非ざれば、則ち、(むな)しく行はれず。にして之れをらかにするは、…

【戒勅】かいちよく

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いましめ気をつける。〔三国志、魏、中山恭王伝〕、來し、京の禁を犯す。~、憂懼して官屬を戒敕し、(いよいよ)む。其のを嘉(よみ)す。二年、るの縣…

【髦俊】ぼう(ばう)しゆん

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俊秀。〔三国志、蜀、郤正伝〕(釈)方今、士山積し、髦俊群をす。ほ介(りんかい)のに潛(ひそ)み、毛の林(とうりん)(楚の北境にある広大な林)に集…

【宅舎】たくしや

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すまい。〔三国志、蜀、姜維伝〕姜伯(伯約は維の字)、上將の重きに據り、群臣の右に處(を)り、宅舍、財餘り無し。~素、自(おのづか)ら一時の儀表…

【寄寓】きぐう

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身を寄せる。〔三国志、呉、呉主伝〕是の時、~深險の地ほ未だ盡(ことごと)くは從はず。天下の豪、布きて州郡に在り。寄寓の士、安去就を以てと爲し…

【鶏肋】けいろく

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鶏のあばら骨。肉少なきも捨てがたい。〔三国志、魏、武帝紀注に引く九州春秋〕夫(そ)れ肋は、之れをらふも則ち得る無し。之れを(す)つれば、則ち惜…

しげ‐かなもの【繁金物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 鎧(よろい)の据文金物(すえもんがなもの)や裾金物としてとりつけた飾りの彫刻金物。[初出の実例]「菊に紅葉のしげかな物打たる鎧」(出典…

【偸栄】とうえい

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栄禄をぬすむ。〔三国志、呉、張昭伝〕乃ち心を變へ慮を易(か)へ、以て榮を偸み、容(い)れられんことを取る(ごと)きは、此れ臣の能(あた)はざるなり…

【頭】ばつとう

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頭巾。〔三国志、呉、孫策伝注に引く江表伝〕昔、南陽の張津、州の刺と爲り、の典訓を舍(す)て、家の法律を廢し、嘗(つね)に絳頭をけ、鼓琴燒香し、…

【綿衣】めんい

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木綿の衣服。〔三国志、魏、東夷伝、倭人〕(正始四年)倭王復た~人をはし、生口・倭錦・絳・緜衣・帛布・丹木・(ふ)(羊に似て四耳、背に目のある…

【雄毅】ゆうき

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雄々しく強い。〔三国志、魏、許伝〕長(たけ)尺餘、の大いさ十圍、容貌雄毅にして、力人にす。~牛輒(すなは)ちす。、~一手に牛尾を曳し、行くこと…

【誘諭】ゆう(いう)ゆ

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導きさとす。〔三国志、魏、梁習伝〕~州刺を領す。時に高幹の亂の餘を承け、胡狄、界に在り。~(かはるがはる)相ひ動し、にして棊す。、官に到り、…

【苛砕】かさい

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くだくだしい。苛細。〔三国志、魏、王昶伝〕昶~以爲(おも)へらく、魏は秦・のを承けて、法制苛碎なりと。~乃ち治論をはす、~二十餘。、兵書十餘…

【蟻聚】ぎしゆう

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ありのように集まる。〔三国志、魏、卓伝注に引く華の漢書〕今、安穩なり。故無くしてを移さば、らくは百姓動し、糜沸(びふつ)(沸きかえる)蟻聚し…

【紲】こう(かう)せつ

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留する索。〔三国志、呉、吾粲伝〕武元年、~舟師を以(ひき)ゐて魏の將曹休を洞口に(ふせ)ぐ。天の大いに風ふくに値(あ)ひ、の紲斷し、漂沒して岸に…

【山禽】さんきん

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山鳥。〔三国志、魏、明帝紀注に引く魏略〕土山を林園の西北隅にす。群僚をして、皆土をひ山をさしむ。竹雜木善を其の上に樹(う)ゑ、山禽雜獸を~其…

【自活】じかつ(くわつ)

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自分の力で生活する。〔三国志、魏、東夷伝、倭〕(対馬の国)居る島、~路禽鹿の徑の如し。千餘り。良田無く、物をして自活し、に乘りて南北に市糴(…

【跨有】こゆう(いう)

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跨制。〔三国志、蜀、諸亮伝〕し・を跨して、其の巖阻を保ち、西のかた戎を和し、南のかた夷越を撫し、外は好を孫に結び、は理を脩めば、~則ち業る…

【宏深】こう(くわう)しん

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宏大深遠。〔三国志、魏、傅伝〕蓋(けだ)し聞く、制宏深、奧なり。(いやし)くも其の才に非ざれば、則ち、しく行はれず。にして之れをらかにするは、…

【部落】ぶらく

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集団。むらざと。〔三国志、魏、胡昭伝〕民の孫狼等、~亂を作爲し、縣邑殘破せらる。~長樂亭に至り、自ら相ひ誓して言ふ、胡居士は賢なり。一も其…

【保護】ほご

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まもる。〔三国志、蜀、趙雲伝〕先(劉備)、曹(操)に當陽長阪にはるるにび、妻子をてて南走す。雲、身づから子をき、~甘夫人を保す。~皆をるる…

【耄朽】ぼうきゆう(ばうきう)

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おいぼれる。〔三国志、蜀、孟光伝〕光、衆中に於て大將軍費(ひゐ)を責めて曰く、~老夫耄朽、治體にせず。竊(ひそ)かに謂(おも)ふに、斯の法、以て…

さんごくしつうぞくえんぎ【《三国志通俗演義》】

改訂新版 世界大百科事典

【科禁】か(くわ)きん

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おきて。〔三国志、魏、何伝〕領六縣、疆域初めて定まり、加ふるに饉を以てす。(も)し一切に齊(ととの)ふるに科禁を以てせば、らくは或いはへに從は…

【毅然】きぜん

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きっぱりして動じない。〔三国志、呉、甘寧伝〕、聲を(はげ)まして、鼓吹(軍楽)何を以て作(おこ)らざるかを問ふ。壯氣毅然たり。(孫)尤も之れを…

【長髪】ちよう(ちやう)はつ

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長い髪。髪をのばす。〔三国志、魏、東夷伝〕其の盧國は、倭と界を接す。十二國に亦た王り。其の人、形皆大、衣、長髮なり。亦た廣幅細布を作(な)す…

【天姿】てんし

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容姿。〔三国志、魏、明帝紀、注〕孫曰く、之れを長老に聞く、魏の、天秀出、立てる髮は地に垂れ、口吃(きつ)にして言少なく、而して沈毅にして好く…

【売】ひよう(へう)ばい

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値をつけて売り出す。〔三国志、呉、魯粛伝〕爾(そ)の時、天下已に亂る。肅、家事を治めず、大いに財を散じ、田地を賣し、窮を賑(すく)ひ、士に結ぶ…

【手下】しゆか

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部下。てした。〔三国志、呉、甘寧伝〕後、瑜(しうゆ)に隨ひて曹(操)を烏林に破す。~時に手下に數百の兵り。新たに得るを(あは)すも、かに千人に…

【俗士】ぞくし

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俗物。〔三国志、蜀、諸亮伝注に引く襄陽記〕劉備、世事を司馬操に訪(と)ふ。操曰く、儒生俗士は豈に時務をらんや。時務をるは俊に在り。此の自ら伏…

【姿才】しさい

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資才。〔三国志、呉、陸凱伝〕姚信(等)~或いは白忠、或いは才卓、皆稷(しやしよく)(国家)の幹、國家の良輔なり。願はくは陛下重ねて思を留め、…

【脅従】きよう(けふ)じゆう

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おどされて従う。〔三国志、魏、渾伝〕(梁)興等、破散す。(のが)れて山阻に在り。隨ふりと雖も、(おほむ)ね脅從するのみ。今、當に廣く路を開いて…

【矯情】きようじよう(けうじやう)

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ことさらに人情にそむく態度をとる。また、ことさらに自ら飾る。〔三国志、魏、陳思王植伝〕之れをするにを以てし、を矯(た)めて自らる。~に定めら…

【密議】みつぎ

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ひそかに謀る。〔三国志、呉、魯肅伝〕(孫権)乃ち獨り肅を引いてり、榻を合はせて對飮す。因りて密議して曰く、今室傾す。~君に惠す。何を以てか…

【翊賛】よくさん

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たすける。〔三国志、蜀、呂凱伝〕(雍に答ふる書)今、丞相(亮)、才挺出、深く未に覩(み)、を受けを託せられ、季興を翊贊し、衆と忌無く、功をし…

【雷鼓】らいこ

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雷鳴。鼓名。また、激しく鼓をうつ。〔三国志、魏、鍾会伝〕十日、日中、(胡)烈の軍兵、烈の兒と雷鼓して門を出で、軍の兵、せずして皆鼓譟(こさう…

【履正】りせい

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正道を行う。〔三国志、魏、崔林伝〕夫(そ)れ宰相は天下の瞻效するなり。に宜しく忠を秉(と)り正を履み、義に仗(よ)るの士、の師表とすると爲るに足…

蒋琬 しょうえん (?―246)

日本大百科全書(ニッポニカ)
中国、三国蜀(しょく)の官僚。字(あざな)は公琰(こうえん)。零陵(れいりょう)郡湘郷(しょうきょう)県(湖南(こなん)省湘江(しょうこう)市)の人。荊…

【丹誠】たんせい

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誠心。〔三国志、魏、陳思王植伝〕(上、親戚を存問するを求む)出でては蓋に從ひ、入りては輦轂(れんこく)に侍し、問に承答し、左右に拾(しふゐ)す…

【智達】ちたつ

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才智あり。通達。〔三国志、魏、陳思王植伝に引く文士伝〕(丁)(ていい)、嘗(かつ)て從容として太に謂ひて曰く、臨侯(曹植)天性仁孝、自然に發す…

【脣歯】しんし

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脣と歯。利害の密接なことのたとえ。〔三国志、蜀、芝伝〕蜀に重險の固めり、に三江の阻り。此の二長を合し、共に脣齒を爲さば、んでは天下をすべく…

【碑文】ひぶん

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碑刻の文。〔三国志、魏、伝〕年十二、母に隨ひて潁川(えいせん)に至る。故太丘の長陳寔(ちんしよく)のを讀みて言ふ、は世範爲(た)り、行は士則爲り…

【追悼】ついとう(たう)

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生前をしのび、その死をいたむ。〔三国志、魏、哀王沖伝注に引く魏書〕惟(こ)れ爾(なんぢ)斯(こ)の榮に(およ)ばず、且つ禮未だ備はらず。悼の懷(おも…

【密書】みつしよ

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内密の書。〔三国志、呉、朱異伝〕十三年、(魏の盧江の太守)欽、詐(いつは)りてり、密書して異に與へ、自らへしめんと欲す。異、欽の書を表し、因…

【猛浪】もうろう(まうらう)

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激浪。〔三国志、呉、呉主伝注に引く江表伝〕(谷)利、いて曰く、大王は乘のなり。不測の淵を輕んじ、猛浪の中に戲る。樓裝高し、に邂逅(かいこう)…

【昏逆】こんぎやく

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暗逆。〔三国志、魏、三少帝、高貴郷公髦伝〕古(いにしへ)に克(か)つときは、其の屍を收めて以て京(けいくわん)(アーチ状の門)を爲(つく)る。昏を(…

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放射冷却

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