ヘミメリテン ヘミメリテン hemimellitene
- 化学辞典 第2版
- 1,2,3-トリメチルベンゼンに同じ.[別用語参照]トリメチルベンゼン
ほうこうぞく‐たんかすいそ〔ハウカウゾクタンクワスイソ〕【芳香族炭化水素】
- デジタル大辞泉
- ベンゼン環を含む炭化水素の総称。ベンゼン・トルエン・キシレンなど。アレーン。→アリール基
ガス軽油【ガスけいゆ】
- 百科事典マイペディア
- 石炭乾留の際,石炭ガス中に副産物として含まれる揮発性の油。水より軽く,さらさらした黄色の油で,主成分はベンゼン,トルエン,キシレンなどのベ…
ジニトロベンゼン(データノート) じにとろべんぜんでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ジニトロベンゼンm-ジニトロベンゼン 分子式 C6H4N2O4 分子量 168.1 融点 92℃ 沸点 297℃ 比重 1.5656(測定温度30℃)[参照項目] | …
アニリン(aniline/〈ドイツ〉Anilin)
- デジタル大辞泉
- 特異な臭気をもつ無色油状の液体。空気や光に触れると褐色になる。有毒。インジゴの乾留生成物から発見された。ニトロベンゼンを錫すずまたは鉄と塩…
アゾキシベンゼン あぞきしべんぜん azoxybenzene
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アゾキシ基-N=N(→O)-をもつ有機化合物をアゾキシ化合物と総称するが、その代表的なものの一つ。 トランス形とシス形とが存在するが、シス形は不安定…
アミノアゾベンゼン あみのあぞべんぜん aminoazobenzene
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アミノ基-NH2をもつアゾベンゼンで、アミノ基の置換位置によりo(オルト)-アミノアゾベンゼン、m(メタ)-アミノアゾベンゼン、p(パラ)-アミノアゾベン…
クロロベンゼン くろろべんぜん chlorobenzene
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ベンゼン置換体の一つ。古くはクロロベンゾールといわれていた。独特のにおいのする無色の液体。鉄片、塩化鉄を触媒として塩素によりベンゼンの水素…
ニトロベンゼン にとろべんぜん nitrobenzene
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 芳香族ニトロ化合物の一つ。ニトロベンゾールともいう。アーモンドのような甘い香気をもつ淡黄色の液体で、水に難溶、有機溶媒に可溶。過剰のベンゼ…
ロスコー Roscoe, Sir Henry Enfield
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1833.1.7. ロンドン[没]1915.12.19. ロンドンイギリスの化学者。ロンドンで T.グレアム,A.ウィリアムソンに,またハイデルベルク大学で R.ブン…
ブロモベンゼン ぶろもべんぜん bromobenzene
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ベンゼン置換体の一つ。ベンゼン環に結合している水素原子1個を臭素原子で置換したもの。無色で芳香性の液体。水に不溶、ヘキサン、クロロホルム、ベ…
ベンザイン ベンザイン benzyne
- 化学辞典 第2版
- 1,2-ジデヒドロベンゼンともいう.不安定な短寿命反応中間種の一つで,ベンゼンのオルト位にある2個のH原子が脱離された形をもつところから,デヒド…
ベンゼンスルフィン酸 ベンゼンスルフィンサン benzenesulfinic acid
- 化学辞典 第2版
- C6H6O2S(142.18).C6H5SO2H.ベンゼンと二酸化硫黄とを塩化アルミニウムの存在下に反応させると得られる.柱状晶.融点83~84 ℃.pKa 1.58.熱水,エ…
ジビニルベンゼン ジビニルベンゼン divinylbenzene
- 化学辞典 第2版
- C10H10(130.19).略称DVB.o-,m-,p-ジビニルベンゼンの3種類の異性体がある.水に不溶,有機溶媒に可溶.o-ジビニルベンゼンは沸点52 ℃(400 Pa).m…
フェノール(phenol)
- デジタル大辞泉
- 1 ベンゼン環・ナフタレン環などに水酸基が直接結合した化合物の総称。2 ベンゼンの水素原子1個が水酸基で置換された化合物。コールタールや石油の…
ウルトラマンシャドー
- デジタル大辞泉プラス
- 日本の特撮映画『ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影』(1997)に登場するキャラクター。ベンゼン星人の妻、レディベンゼンが、ウルトラマンゼア…
シクロファン シクロファン cyclophane
- 化学辞典 第2版
- 同一のベンゼン環のオルト,メタ,またはパラ位を炭素鎖で結んだ化合物の総称.炭素鎖の原子数とベンゼン環での結合位置を示した化合物名が用いられ…
相互性の法則【reciprocity law(Bunsen-Roscoe)】
- 法則の辞典
- 相反性の法則*(ブンゼン‐ロスコーの光化学の法則*)のことであるが,この用語を用いている分野もある.ブンゼン‐ロスコーの光化学の法則*を参照.
トリフェニルメタン triphenylmethane
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 (C6H5)3CH 。トリフェニルクロロメタンの還元によって得られる。ベンゼンから結晶させたものは1分子のベンゼンを含む斜方晶系結晶。放置すれ…
トリニトロベンゼン(データノート) とりにとろべんぜんでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- トリニトロベンゼン1,3,5-トリニトロベンゼン 分子式 C6H3N3O6 分子量 213.1 融点 123.5℃ 沸点 175℃/2mmHg 溶解度 1.9g/100g(エタノ…
ベンゼン べんぜん benzene 英語 Benzol ドイツ語
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 代表的な芳香族炭化水素で、炭素原子6個が正六角形の6員環をなしている典型的な芳香族化合物である。ベンゾールとよばれることもある。さらに、古く…
ビフェニル びふぇにる biphenyl
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ベンゼン系芳香族炭化水素の一つ。ジフェニルともいう。 二つのフェニル基が直接に炭素‐炭素(C-C)結合した構造であるが、2個のフェニル基-C6H5は…
ガッターマン=コッホ反応 (ガッターマンコッホはんのう) Gattermann-Koch reaction
- 改訂新版 世界大百科事典
- 1897年ドイツのガッターマンL.GattermannとコッホJ.A.Kochにより見いだされた芳香族アルデヒドの工業的合成法。芳香族炭化水素に塩化銅(I)と塩化ア…
パラジクロロベンゼン(paradichlorobenzene)
- デジタル大辞泉
- ジクロロベンゼンの異性体の一つ。無色の板状結晶。衣類の防虫剤や殺虫剤として広く用いられる。化学式C6H4Cl2 1,3-ジクロロベンゼン。p-DCB。
アルキルベンゼンスルホン酸塩 アルキルベンゼンスルホンさんえん alkylbenzenesulfonate
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 陰イオン界面活性剤の一種。アルキルベンゼンは,直鎖状の炭素数 12のオレフィン炭化水素をベンゼンと縮合させ,それをスルホン化してつくられる。こ…
ブロモベンゼン ブロモベンゼン bromobenzene
- 化学辞典 第2版
- C6H5Br(157.02).ベンゼンに鉄などの触媒とともに臭素を作用させると得られる.液体.融点-31 ℃,沸点155~156 ℃,43 ℃(2.4 kPa).1.4991.1.5625.…
クロロベンゼン
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] chlorobenzene ) ベンゼンを塩素化したもの。化学式 C6H5Cl 無色の液体。ベンゼンを鉄触媒を用いて塩素ガスと反応させてつくる…
ベンゾ ベンゾ benzo
- 化学辞典 第2版
- ベンゼンに関係していることを表す接頭語(ベンゾキノン,ベンゾフェノンなど).また,ベンゼン環が縮合していることを表す(ベンゾイミダゾール,ベン…
ベンゾール(〈ドイツ〉Benzol)
- デジタル大辞泉
- ⇒ベンゼン
ベンゾール べんぞーる
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →ベンゼン
ブンゼン‐バーナー(Bunsen burner)
- デジタル大辞泉
- ブンゼンが発明したガス燃焼装置。管の口からガスを噴出させ、横穴から空気を混入して高温を得ることができる。家庭用ガス焜炉こんろにも応用されて…
パラ化合物 ぱらかごうぶつ para-compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 「パラ」はギリシア語で「反対側」を意味する。この「パラ」という語を用いた化合物には、以下のようなものがある。(1)ベンゼンの二置換体で2個の置…
アゾキシベンゼン(データノート) あぞきしべんぜんでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アゾキシベンゼン 分子式 C12H10NO2 分子量 198.2 融点 38~38.5℃ 沸点 分解アゾキシ基原子価の概念では[参照項目] | アゾキシ…
ケクレ構造 ケクレコウゾウ Kekulé's structure
- 化学辞典 第2版
- ベンゼンの構造式として標準的に使用されている表記(ⅠおよびⅡ).1865年にF.A. Kekulé(ケクレ)が提唱した.この表記によれば,ベンゼン分子は,3個の…
ジクロロベンゼン ジクロロベンゼン dichlorobenzene
- 化学辞典 第2版
- C6H4Cl2(147.00).o-,m-,p-ジクロロベンゼンの3種類の異性体がある.(1)o-ジクロロベンゼン:ベンゼンを鉄触媒の存在下に塩素化するとモノクロロベ…
ベンゼンスルホン酸 べんぜんするほんさん benzenesulfonic acid
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 芳香族スルホン酸を代表する化合物。無色の結晶。ベンゼンに発煙硫酸を作用させて得られる。二水和物の融点は43~44℃。潮解性があり、保存しにくいた…
塩素化 えんそか chlorination
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 有機化合物に塩素または塩化水素を作用させて塩素誘導体をつくる反応。 (1) 塩素付加 不飽和化合物に塩素を付加させる反応。たとえばアセチレンに塩…
イェンセン(Johannes Hans Daniel Jensen) いぇんせん Johannes Hans Daniel Jensen
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →イェンゼン
ベンザイン べんざいん benzyne
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ベンゼン系炭化水素分子からその芳香環上の隣り合う水素原子2個を取り除いた構造の反応中間体で、単離することはできないが、その存在はスペクトル的…
フェニルリチウム phenyllithium
- 改訂新版 世界大百科事典
- ブロモベンゼンまたはヨードベンゼンに金属リチウムを作用させて得られる無色固体状の有機金属化合物。空気中ではきわめて不安定で,瞬時に発火して…
ベンゼン 英 benzene
- 小学館 和伊中辞典 2版
- 〘化〙benẓene(男),benẓolo(男) ◎ベンゼン環 ベンゼン環 べんぜんかん anello(男) benẓe̱nico[複-ci]
トリメチルベンゼン トリメチルベンゼン trimethylbenzene
- 化学辞典 第2版
- C9H12(120.19).3個のメチル基をもつベンゼン誘導体の総称.1,2,3-,1,2,4-,1,3,5-トリメチルベンゼンの3種類の異性体があり,いずれもタール軽油の…
極性化合物 きょくせいかごうぶつ polar compound
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 分子が電気的極性をもつ化合物。イオン結合で結合している化合物は顕著な極性化合物である。共有結合化合物でも,分子中の正負の電荷の重心が一致し…
ベンゾール ベンゾール benzol
- 化学辞典 第2版
- イギリス,アメリカなどでは純粋でない工業用ベンゼンをいう.わが国では,ドイツ語のBenzolと混同してベンゼンと同義に使用されることがある.
水素化脱アルキル スイソカダツアルキル hydrodealkylation
- 化学辞典 第2版
- アルキルベンゼン類を数十 atm の水素加圧下,無触媒で700~800 ℃ に加熱するか,アルミナに担持したCr,MoあるいはCo触媒を用いて500~650 ℃ で反応…
アストリンゼント(astringent)
- デジタル大辞泉
- ⇒アストリンゼン
ベンゼン‐かん〔‐クワン〕【ベンゼン環】
- デジタル大辞泉
- ベンゼンなどの芳香族化合物に含まれる、6個の炭素原子からなる正六角形の構造。炭素の六員環。略記法では、炭素および水素原子を省略して示す。ベン…
アミノアゾベンゼン(データノート) あみのあぞべんぜんでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- p-アミノアゾベンゼン 分子式 C12H11N3 分子量 197.2 融点 128℃ 沸点 >360℃[参照項目] | アミノアゾベンゼン
レゾルシノール
- 栄養・生化学辞典
- C6H6O2 (mw110.11). レゾルシン,1,3-ベンゼンジオール,1,3-ジヒドロキシベンゼンともいう.医薬品,香料製造の原料などに用いられる.
ベンゼンスルホン酸(データノート) べんぜんするほんさんでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ベンゼンスルホン酸 分子式 C6H6O3S 分子量 158.2 融点 50~51℃ 沸点 135~137℃(高度の真空)[参照項目] | ベンゼンスルホン酸