しち‐かん(‥クヮン)【七官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 明治元年(一八六八)閏四月、八局を改編して同二年七月までの間設置された中央官庁。議政官、行政官、神祇官、会計官、軍務官、刑法官、…
げ‐かん(‥クヮン)【外官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 令制で、在京しない官職の総称。国司など。⇔京官。〔令義解(718)〕② 勘合船の経営者の委任を受けて明に渡った商人。[初出の実例]「此…
げ‐かん(‥クヮン)【解官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 官職をとくこと。官職を免ずること。解任。免官。[初出の実例]「下考。謂下不レ至二解官一者上」(出典:令義解(718)選叙)「解官(ケくゎ…
げき‐かん(‥クヮン)【劇官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仕事のいそがしい官職。[初出の実例]「即量二劇官一、仍置二員外一」(出典:続日本紀‐天応元年(781)六月戊子朔)
けっ‐かん(‥クヮン)【闕官・欠官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① その官に任ずべき人の欠けていること。現任者のいない官。闕(けち)。[初出の実例]「殿下仰事之後、闕官文二通入レ筥進之」(出典:後二条…
けんえき‐かん(‥クヮン)【検疫官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 検疫の事務に従事する公務員。検疫官吏。[初出の実例]「やがて検疫官(ケンエキクヮン)両三名、突如として我が船に乗移りぬ」(出典:風俗…
さい‐かん(‥クヮン)【祭官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 祭事を主宰する人。また、祭事を行なう人の総称。祭主。〔伊呂波字類抄(鎌倉)〕
こうしょう‐かん(カウショウクヮン)【考証官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 旧宮内省の諸陵寮に属した職員。皇室の陵墓のことをつかさどる役目の人。現在の陵墓管理官に当たる。② 旧内務省に属した職員。全国の神…
せい‐かん〔‐クワン〕【世官】
- デジタル大辞泉
- 官職を世襲すること。また、その官職。「封建の時代に世位―の風あるも」〈福沢・文明論之概略〉
せい‐かん〔‐クワン〕【正官】
- デジタル大辞泉
- 位階に相当する官。また、官制で定めた正規の官。
しょうぼう‐かん〔セウバウクワン〕【消防官】
- デジタル大辞泉
- 消防任務に従事する消防吏員。地方公務員。
しょっ‐かん〔シヨククワン〕【職官】
- デジタル大辞泉
- 職務と官位。職と官。
けっ‐かん〔‐クワン〕【×闕官/欠官】
- デジタル大辞泉
- 1 現任者の欠けている官職。2 官職を解くこと。免官。解官げかん。「為朝が鎮西の狼藉によって―せられ」〈保元・中〉
かん‐ぼつ〔クワン‐〕【官没】
- デジタル大辞泉
- 個人の所有物を国家に帰属させる行政処分。没収。
かん‐む〔クワン‐〕【官務】
- デジタル大辞泉
- 1 官庁の業務。官吏・公務員の職務。2 律令制で、太政官だいじょうかん弁官局の左大史・右大史の称。また、平安時代以後、代々この職を務めた小槻…
き‐かん〔‐クワン〕【貴官】
- デジタル大辞泉
- [代]二人称の人代名詞。官吏や、軍人である相手を敬っていう。
ぎ‐かん〔‐クワン〕【議官】
- デジタル大辞泉
- 1 明治初期に設けられた、太政官の評議に参与した高官。2 明治初期に設けられた、元老院の議員。元老院議官。
かん‐い〔クワン‐〕【官医】
- デジタル大辞泉
- 江戸時代、幕府に仕えた医者。
かん‐か〔クワン‐〕【官家】
- デジタル大辞泉
- ⇒かんけ(官家)
かん‐こく〔クワン‐〕【官刻】
- デジタル大辞泉
- 「官版かんぱん1」に同じ。
かんこくへい‐しゃ〔クワンコクヘイ‐〕【官国幣社】
- デジタル大辞泉
- 旧社格による、官幣社と国幣社の総称。神宮に次ぐ高位の神社。
こうとう‐かん〔カウトウクワン〕【高等官】
- デジタル大辞泉
- 旧制度で、官吏の等級の一。判任官の上に位置する。親任官のほか九等に分け、親任官および一・二等を勅任官、三等以下を奏任官とした。
けんし‐かん〔‐クワン〕【検視官】
- デジタル大辞泉
- 変死またはその疑いのある死体について犯罪性の有無を判断する検視を行う警察官のこと。日本での検視は、刑事訴訟法により検察官が行うことになって…
べんむ‐かん〔‐クワン〕【弁務官/×辨務官】
- デジタル大辞泉
- 保護国・植民地などに派遣され、政治・外交の指導や事務の処理に当たる官吏。
ねん‐かん〔‐クワン〕【年官】
- デジタル大辞泉
- 年給の一。平安時代以降、天皇・上皇・三后さんこう・東宮・親王・公卿などの所得とするために、毎年の除目じもくに際して、一定数の任官希望者を募…
し‐かん〔‐クワン〕【視官】
- デジタル大辞泉
- 視覚器官。「人の五官の中にて―と嗅官きゅうかんとを比較すれば」〈子規・墨汁一滴〉
検屍官
- デジタル大辞泉プラス
- 米国の作家パトリシア・コーンウェルのミステリー(1990)。原題《Post Mortem》。美人検屍官スカーペッタが最新の技術を駆使して連続殺人犯を追う「…
に‐かん(‥クヮン)【二官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 令制で、神祇官と太政官をいう。〔令集解(868)〕
ぼっ‐かん(‥クヮン)【没官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 官職を取り上げること。② ⇒もっかん(没官)
はい‐かん(‥クヮン)【拝官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 官をおしいただくこと。官に任ぜられること。また、官に任じること。官につくとき、君主の前に拝するのでいう。[初出の実例]「主上明年御…
ぎょうけい‐かん(ギャウケイクヮン)【行刑官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 行刑に従事する刑務所の官吏。典獄、看守長、看守の類。
かん‐いん(クヮンヰン)【官韻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 文章生の試験で、天皇から題が出るとき、それとともに出される韻。〔江家次第(1111頃)〕
かん‐こく(クヮン‥)【官刻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =かんぱん(官版)①[初出の実例]「明律なども叔達に仰付けられ官刻あり」(出典:随筆・蘐園雑話(1751‐72頃))
かん‐しょう(クヮンシャウ)【官商】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 公(おおやけ)の機関に出入りしている商人。御用商人。[初出の実例]「私も一緒に儲ける。サァ爰が官商(クヮンシャウ)の分れ目だ」(出典:…
かん‐そう(クヮンサウ)【官倉】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 官の米蔵。諸侯、朝廷、政府、庁署などの米蔵。[初出の実例]「就中、欠二負官倉一、留連不レ付者論レ実是罪人也」(出典:続日本紀‐天平宝…
かん‐ちょう(クヮンチャウ)【官長】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 太政官または神祇官の長。[初出の実例]「事湏二改正一者、少納言冝下申二官長一、然後更奏印上レ之」(出典:続日本紀‐和銅五年(712)一…
かん‐ぽん(クヮン‥)【官本】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 国公費で出版した書物。官版の書物。また、公的機関で校訂・編集した本。[初出の実例]「水戸源三品光圀卿、彼本を以て写し給へるを以て…
かん‐めい(クヮン‥)【官命】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 官府の命令。政府の命令。[初出の実例]「右の波爾杜瓦爾人は、固より官命を受けて日本に訪ね到れるに非ずと雖も」(出典:日本風俗備考(1…
かん‐ろく(クヮン‥)【官祿】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 官位と俸祿。また、官からもらう祿。[初出の実例]「反りて官祿を衆人(もろびと)に賜ひ、歓喜比(たぐひ)無かりき」(出典:日本霊異記(810…
こうとう‐かん(カウトウクヮン)【高等官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 旧憲法下における官吏等級の一つ。その任免に、天皇の裁可を要するもの。判任官の上位。親任式をもって叙任する親任官と、一等から九等官…
じょ‐かん(ヂョクヮン)【除官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 官に任命されること。任官。〔布令必用新撰字引(1869)〕 〔白居易‐除官去未間詩〕
しょく‐かん(‥クヮン)【触官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ⇒しょっかん(触官)
せい‐かん(‥クヮン)【星官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 官職を星になぞらえていう語。また、星に百官の名を配したもの。天官。[初出の実例]「星官照暁、徒備二斗柄之員一」(出典:本朝文粋(10…
せいむ‐かん(‥クヮン)【政務官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 国務大臣を助けて、国会との交渉などの政務に関与する特別職の国家公務員。通例として国会の両院の議員中から任ぜられる。旧制の政務次…
がいむ‐かん(グヮイムクヮン)【外務官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 国家の外交に関する事務を取り扱う役人。[初出の実例]「其国の外務官(グヮイムクヮン)と賢宰相とに在るのみ」(出典:花柳春話(1878‐79)…
いんがい‐かん(ヰングヮイクヮン)【員外官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 奈良時代、令に規定された員数(正官)以外に補任された官。員外少納言(いんがいのしょうなごん)、員外介(いんがいのすけ)などと呼ばれる…
官命 かんめい
- 日中辞典 第3版
- (政府〔官方〕的)命令(zhèngfǔ 〔guānfāng〕 de)mìnglìng.~官命を帯びて洋行する|奉命fèngm…
官本位 guānběnwèi
- 中日辞典 第3版
- [名]役人本位.官僚中心主義.▶“民本位”は「国民本位」の意味.
官场 guānchǎng
- 中日辞典 第3版
- [名]官界.▶けなす意味があり,虚偽・欺瞞・迎合・相互排斥などの特徴を含む.~得意/官界で羽振りをきかす.
官话 guānhuà
- 中日辞典 第3版
- [名]1 <旧>北方方言;(特に)北京語.☞[汉语小知识]方言fāngyán2 (もとは政…