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官国幣社 かんこくへいしゃ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

官国幣社
かんこくへいしゃ

官幣社と国幣社の総称。国家祭祀を行い,神官任免を司るなど,国家の経営した神社。第2次世界大戦前まで 218社あったが戦後廃止された。

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デジタル大辞泉の解説

かんこくへい‐しゃ〔クワンコクヘイ‐〕【官国幣社】

社格による、官幣社国幣社の総称。神宮に次ぐ高位の神社。

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世界大百科事典 第2版の解説

かんこくへいしゃ【官国幣社】

神社を国家が直接管理した時代の社格の一つ。官幣社と国幣社の総称。官社ともいう。古代律令制度のもとで,神祇官より例幣を奉られる社を官幣社といい,国司より例幣を奉られる社を国幣社といったが,明治の制でも官幣社,国幣社の名をついだ(ほかに府県社,郷社,村社,無格社)。律令制の整備とともに,全国諸社のうち,神祇官でまつる官社を定めたが,798年(延暦17)交通不便などの理由で,地方諸社の多くは,代わって国司が幣帛を奉ることとした。

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大辞林 第三版の解説

かんこくへいしゃ【官国幣社】

明治に制定された社格のうち、官幣社と国幣社の併称。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

官国幣社
かんこくへいしゃ

官幣社(かんぺいしゃ)と国幣社(こくへいしゃ)のこと。神社が国家管理下にあった時代、国家により経営され、祭祀(さいし)が行われ、また宮司の任免をされた神社で、官社ともよばれ、府県社以下のいわゆる民社と対していた。平安初期の延喜(えんぎ)の制では、官幣社とは神祇官(じんぎかん)より例幣が奉られ、国幣社とは国司の庁より幣帛(へいはく)が奉られる神社であったが、1874年(明治7)の制では、官幣社は祈年祭(きねんさい)・新嘗祭(にいなめさい)・例祭に、国幣社は祈年祭・新嘗祭に皇室から幣帛を供進(きょうしん)され、国幣社の例祭には国庫から幣帛料が供進されることとなっていた。
 明治の制を祭神からみると、皇室の祖神または建国に功績のあった神、天皇、国家に功労のあった神を祀(まつ)る神社が官幣社、湊川(みなとがわ)神社など忠臣を祀る神社が別格官幣社、国土開発・地方開拓に功労のあった神を祀る神社が国幣社とされ、それぞれに大社・中社・小社と区分されていた。[鎌田純一]

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