むろ‐の‐き【榁木】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 植物「ねず(杜松)」の古名。[初出の実例]「吾妹子が見し鞆の浦の天木香樹(むろのき)は常世にあれど見し人そなき」(出典:万葉集(8C…
【即今】そくこん
- 普及版 字通
- ただ今。唐・杜甫〔百憂集行〕詩 今忽(しゅくこつ)、已に五十 坐臥只だ多く、行立少なし字通「即」の項目を見る。
美豆森みずのもり
- 日本歴史地名大系
- 京都府:久世郡久御山町御牧郷玉田神社美豆森歌枕。玉田神社の森をいう。美豆野・美豆御牧など周辺は歌に詠まれることの多い地である。「八雲御抄」…
こう‐ろう(カウラウ)【香醪】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 かおりのよいにごり酒。[初出の実例]「一斉分付興二香醪一」(出典:参天台五台山記(1072‐73)五)[その他の文献]〔杜甫‐崔駙馬山亭宴集詩…
せい‐せい【征西】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =せいせい(西征)[初出の実例]「征西(セイセイ)の後、天下一統に及て世泰平をうたふ」(出典:信長記(1622)起)[その他の文献]〔杜甫‐…
【街頭】がいとう
- 普及版 字通
- みちばた。唐・杜甫〔仄行〕詩 街頭の酒價常に貴(たか)きにしむ 方外(世外)の酒徒、眠稀なり字通「街」の項目を見る。
【佳客】かかく
- 普及版 字通
- よい客。唐・杜甫〔賓至る〕詩 日淹留して、佳客坐す 百年(それい)(粗食)、腐儒(くら)ふ字通「佳」の項目を見る。
【玉露】ぎよくろ
- 普及版 字通
- 美しい露。唐・杜甫〔秋興、八首、一〕詩 玉露傷(てうしやう)す、楓樹林 巫山巫峽、氣森字通「玉」の項目を見る。
【估客】こきやく・こかく
- 普及版 字通
- 商人。唐・杜甫〔〕詩 舟人漁子、歌ひて首を廻(めぐ)らす 估客胡、、襟に滿つ字通「估」の項目を見る。
【梔子】しし
- 普及版 字通
- くちなし。唐・杜甫〔江頭四詠、梔子〕詩 梔子、衆木に比すれば 人(じんかん)に未だ多からず字通「梔」の項目を見る。
【芋栗】うりつ
- 普及版 字通
- さといもと栗。唐・杜甫〔南鄰〕詩 錦里先生、烏角の巾 園に栗を收め、てはしからず字通「芋」の項目を見る。
きょうらいし(ケウラいし)【教来石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 山梨県北西端、北杜市にある地名。釜無川に沿い、江戸時代は甲州街道の台原(だいがはら)、蔦木(つたき)の間にあった旧宿駅。
こ‐き【古希/古×稀】
- デジタル大辞泉
- 《杜甫「曲江詩」の「人生七十古来稀」から》70歳のこと。また、その祝い。[類語]志学・破瓜・弱冠・而立・不惑・知命・耳順・華甲・還暦・致仕・喜…
れい‐とう【嶺頭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 山頂。[初出の実例]「亭亭光自二嶺頭一来、漸入二高楼一正徘徊」(出典:文華秀麗集(818)下・和滋内史秋月歌〈桑原腹赤〉)[その他の文献…
【北郭】ほくかく(くわく)
- 普及版 字通
- 北の城外。一般墓地。〔左伝、襄二十九年〕齊人、を北郭にる。〔杜預注〕兵に死するものは、兆域に入らず。故に北郭にる。字通「北」の項目を見る。
【立意】りつい
- 普及版 字通
- 主張。決意。また、主題。唐・杜甫〔厳中丞の西城晩眺に奉和す、十韻〕詩 にして風を移すことやかに 詩くして立新たなり字通「立」の項目を見る。
【寒】かんぶ
- 普及版 字通
- 荒涼たる荒野。唐・杜甫〔昔游〕詩 昔(むかし)高(適)・李(白)と に單(ぜんほ)の臺に登る 、碣石に際(せま)り 里、風雲來(きた)る字通「寒」…
【幾回】いくかい(くわい)
- 普及版 字通
- いくたび。何度。唐・杜甫〔竜門〕詩 時に(しばしば)改まる 川水、日に悠なるかな 相ひ(けみ)す、征の上 生涯、回をか盡す字通「幾」の項目を見…
【官場】かんじよう(くわんぢやう)
- 普及版 字通
- 役所。官立の市場。唐・杜甫〔張十二山人彪に寄す、三十韻〕詩 官場、鎭磧(ちんせき)に羅(つら)なる 火、岷(たうびん)にし字通「官」の項目を見る。
【材略】さいりやく
- 普及版 字通
- 才略。〔漢書、杜欽伝〕(王業、上書して曰く)竊(ひそ)かに見るに、朱、忠信猛にして、材略不世出なり。に國家雄俊の寶臣なり。字通「材」の項目を…
【強飲】きよう(きやう)いん
- 普及版 字通
- つとめて飲む。唐・杜甫〔小寒食、舟中の作〕詩 佳辰強飮すれば、ほし 几(き)に隱(よ)りて條(せうでう)、冠(かつかん)(粗服)を戴く字通「強」の…
【鬢】びんあ
- 普及版 字通
- からすのような黒髪のびん。唐・杜牧〔閨情〕詩 娟娟(けんけん)たる卻の眉 新鬢、(からす)の飛ぶに學ぶ字通「鬢」の項目を見る。
【暁達】ぎよう(げう)たつ
- 普及版 字通
- よく知る。通暁する。唐・杜甫〔八哀詩、司空王公思礼に贈る〕曉す、兵家の 聞くにきたり、春秋の癖字通「暁」の項目を見る。
白州・尾白の森名水公園べるが
- デジタル大辞泉プラス
- 山梨県北杜市にある自然公園。甲斐駒ヶ岳の麓に位置する。ゲストハウスや研修館、温泉施設、キャンプ場、イベント広場、親水池や遊歩道などが整う。
【灑】さいかん
- 普及版 字通
- 筆で書かれたもの。唐・杜甫〔陳拾遺故宅〕詩 今に至りて、素壁滑らかなり 灑、銀鉤なる字通「灑」の項目を見る。
【寒衣】かんい
- 普及版 字通
- 冬着。唐・杜甫〔秋興八首、一〕詩 衣、處處に刀尺を催す 白は高くして、砧(ぼちん)なり字通「寒」の項目を見る。
【晩景】ばんけい
- 普及版 字通
- 夕日。また、夕景色。唐・杜甫〔徐九少尹、過(よぎ)らる〕詩 景、村僻(へき)にして 行軍(行軍長吏)、數騎來(きた)る字通「晩」の項目を見る。
古稀 gǔxī
- 中日辞典 第3版
- [名]古稀(こき).70歳.▶杜甫の詩句“人生七十古来稀”(人生七十古来稀(まれ)なり)に由来.
【悸悸】きき
- 普及版 字通
- 驚きおそれ、胸さわぎする。唐・杜甫〔乾元元年華州、進士を試みる策問、五〕外は則ち悸悸然として、賢を求むることばざるが如くす。字通「悸」の項…
台原(だいのはら)森林公園
- デジタル大辞泉プラス
- 宮城県仙台市青葉区にある公園。近代庭園や大池が整備され、同市が定める「杜の都わがまち緑の名所100選」に選定されている。
【嗚軋】お(を)あつ
- 普及版 字通
- 角笛の音。唐・杜牧〔斉安城楼に題す〕詩 嗚軋たり、江樓、角一聲 陽瀲瀲(れんれん)として、汀につ字通「嗚」の項目を見る。
農業重要5項目の国会決議
- 共同通信ニュース用語解説
- 環太平洋連携協定(TPP)交渉で関税撤廃の例外とするよう求めた2013年4月の衆参両院の農林水産委員会による決議。安い外国産の輸入が増えると、国内の…
かん‐ぜん【檻前】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 欄干の前。[初出の実例]「花檻前に笑んで声未だ聞かず」(出典:謡曲・西行桜(1430頃))[その他の文献]〔杜甫‐題新津北橋楼詩〕
かい【戒】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① いましめること。いましめ。訓戒。〔呉子‐論将〕② ( [梵語] sīla の訳 ) 仏語。三学の一つ。心身のあやまちを防止すること。そのあやま…
老蘇森 (おいそのもり)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 歌枕。現在の滋賀県近江八幡市の旧安土町にある森で,《延喜式》に見える近江国蒲生郡十一座の奥石(おいそ)神社が鎮座。東山道に沿い詠作が多い。…
うす‐なか【薄仲】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 親しい交際がなく疎遠なこと。仲がよくないこと。[初出の実例]「杜子美と李白とうす中になるぞ」(出典:中華若木詩抄(1520頃)中)
ほう‐しゅく(ホフ‥)【法粥】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 禅寺で朝食とするかゆ。[初出の実例]「李・杜が心酒を嘗(なめ)て、寒山が法粥を啜る」(出典:俳諧・虚栗(1683)跋)
けい‐せき【経籍】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =けいしょ(経書)[初出の実例]「頭一人〈掌下経籍。図書。〈略〉給二紙筆墨一事上〉」(出典:令義解(718)職員)[その他の文献]〔晉書‐…
【壁魚】へきぎよ
- 普及版 字通
- しみ虫。唐・杜甫〔帰来〕詩 門を開いて、野鼠(やそ)走り 帙(ちつ)を散じて、壁魚乾く字通「壁」の項目を見る。
【育養】いくよう(ゐくやう)
- 普及版 字通
- 育て養う。〔三国志、蜀、杜微伝〕且(しばら)く以てを閉ぢ農をめ、民物をせん。字通「育」の項目を見る。
【紛披】ふんぴ
- 普及版 字通
- 乱れ咲く。唐・杜甫〔九日、岑参に寄す〕詩 是の、東籬の 披、誰が爲に秀(はなさ)く字通「紛」の項目を見る。
【禾穂】か(くわ)すい
- 普及版 字通
- 稲の穂。唐・白居易〔杜陵の〕詩 九霜りて秋早くく 禾穗未だ熟せざるに皆乾す字通「禾」の項目を見る。
【宵鐘】しよう(せう)しよう
- 普及版 字通
- 夜の鐘の音。唐・杜審言〔秋夜~〕詩 露白くして徹(とほ)り 風くして曉漏聞ゆ字通「宵」の項目を見る。
鬢糸びんし茶烟さえんの感かん
- デジタル大辞泉
- 《杜牧「題禅院」から》若いころ遊びに夢中になった者が、年老いてから悠々自適し淡泊な生活を送る、その心境をいう。
し‐こう(‥カウ)【四郊】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 都の周辺の地域。また、広く、郊外。[初出の実例]「燕子差池蛺蝶粉、四郊韶景鎖二烟雲一」(出典:済北集(1346頃か)五・遊糸)[その他の…
【田翁】でんおう(をう)
- 普及版 字通
- いなかおやじ。唐・杜甫〔田父の泥飲するに~遭ふ〕詩 田、日(春・秋の村の祭)(せま)り 我を邀(むか)へて春酒を嘗(な)めしむ字通「田」の項目を…
【学術】がくじゆつ
- 普及版 字通
- 学問。〔唐書、杜暹伝〕其の人と爲りや、學少なし。故にに當りて議論するに、時時淺に失す。字通「学」の項目を見る。
【戎衣】じゆうい
- 普及版 字通
- 軍服。唐・杜審言〔味道に贈る〕詩 邊聲、羌笛を亂し 風、戎衣を(ま)く字通「戎」の項目を見る。
【雲巌】うんがん
- 普及版 字通
- 雲のかかる高い巌。唐・杜牧〔故人にふ〕詩 塵路、事盡きず 雲巖、にして歸るに好し字通「雲」の項目を見る。
【旧友】きゆうゆう(きういう)
- 普及版 字通
- 古い友人。唐・杜甫〔賛上人に別る〕詩 異縣に友にふ 初めて欣ぶ胸臆を寫(のぞ)くを字通「旧」の項目を見る。