オルソフォイア岩
- 岩石学辞典
- 斜長石を含まないフォイア岩(foyaite)[Johannsen : 1920].
アルコース
- 岩石学辞典
- 最初にコルディエルがフランスのオーベルニュ(Aubergne)の中央高地(Massif Centrale)をとりまく中生代の岩石の記載に使用した[Cordier : 1819]…
閃長岩
- 岩石学辞典
- 古くはシエナ地方の角閃石花崗岩の名称であった[Pliny : 77].この岩石はpyrrhopoecilon(赤い点紋があるという意味)と呼ばれている.ウェルナー…
トナル岩
- 岩石学辞典
- 石英閃緑岩(quartz diorite)と密接に関係する粗粒な深成岩で,黒雲母と角閃石を有色鉱物として含み,長石ではアンデシンが最も多く,副成分として…
深成岩 しんせいがん plutonic rock
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 火成岩のなかで、構成鉱物の結晶粒が大きく、完晶質で組織の粗いもの。マグマが地下「深く」でゆっくり固結したものという考えに基づいた名前である…
石英モンゾニ岩
- 岩石学辞典
- ブレガーが命名した岩石名で[Hauer & Stache : 1863, Broegger : 1895],石英に富むモンゾニ岩であり独立した名称ではない.この種の岩石類は…
グレンミュア岩
- 岩石学辞典
- 亜優黒質の正長石を含む橄欖(かんらん)石テッシェン岩[Johannsen : 1938].ルガー岩床(Lugar Sill)の接触相として産出する[Tyrrell : 1917].…
はん‐がん【斑岩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 細粒石基中に石英および長石の斑晶を含む火成岩。斑晶が石英だけのときは石英斑岩、長石と石英のときは花崗斑岩という。[初出の実例]「澎…
へんま‐がん【片麻岩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 変成岩の一種。石英、長石、雲母、角閃石などからなり、石英・長石に富む白色層と雲母・角閃石に富む暗色層とが、粗い縞模様をなす。片麻…
サントリン岩
- 岩石学辞典
- 優白質な安山岩質岩石でSiO2量が65~69%と高く,塩基性斜長石を含む[Washington : 1897].ベッケはアンデシンまたはオリゴクレースの累帯構造の斜…
石英斑糲岩
- 岩石学辞典
- 少量の石英を含む斑糲(はんれい)岩,あるいは塩基性斜長石を含む石英閃緑岩.石英は粒間にあるか,正長石とともに微ペグマタイトのパッチとして含ま…
ガーガナイト岩
- 岩石学辞典
- オージャイトと角閃石の両方を含む全自形粒状のヴォジュ岩である.他には橄欖(かんらん)石,正長石,斜長石を含む[Viola & Stefano : 1893].…
パーマイト
- 岩石学辞典
- ガラスと長石からなる浮石にコルディエが与えた名称[Cordier : 1816].
バサン岩
- 岩石学辞典
- 細粒の亜優黒質な玄武岩質の岩石で,一般に斑状.主に橄欖(かんらん)石,准長石類(一般にネフェリン)からなり,オージャイト,斜長石を含んでいる…
ヘルシンキ岩
- 岩石学辞典
- 緑簾石曹長石ペグマタイト.赤色中粒の脈岩で主として矩形の曹長石と放射状の緑簾石からなり,副成分に黒雲母,燐灰石,石英などを含む岩石である[L…
オリゴファイア
- 岩石学辞典
- オリゴクレースの斑晶が長石質の石基に含まれる岩石[Coquand : 1857].古い名称.
エセックサイト質モンチク岩
- 岩石学辞典
- 塩基性斜長石がガラス質の石基に含まれるモンチク岩[Lacroix : 1902, 1903].
カリアラスカイト斑岩
- 岩石学辞典
- アラスカイト斑岩でNa-斜長石を少量か全く欠如する岩石[Johannsen : 1932].
パーシトイド
- 岩石学辞典
- 長石質でない鉱物によるパーサイト的な組織[Quensel : 1939].
ドレロイド
- 岩石学辞典
- 准長石を含むドレライト[Shand : 1910].doleriteとfeldspathoidの合成語.
エセックサイト玄武岩
- 岩石学辞典
- 橄欖(かんらん)石に富むアルカリ玄武岩.斑晶は斜長石,橄欖石,チタンオージャイトで,石基はラブラドライト,チタンオージャイト,少量のネフェリ…
せきえい‐せんりょくがん【石英閃緑岩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 石英と斜長石を主成分とする深成岩。雲母や角閃石を含むことが多い。
オルソ閃長岩
- 岩石学辞典
- 斜長石を少量かまたは全く含まない閃長岩である[Johannsen : 1920].アルカリ閃長岩と同義.
エウストラタイト
- 岩石学辞典
- カリ─モンチク岩に相当するランプロファイアの脈岩で,橄欖(かんらん)石,オージャイト,融食した角閃石と斜長石のまばらな斑晶が,アルカリ長石,オ…
フェルスパーフィリック
- 岩石学辞典
- 長石の班晶を含むもの[Bowes : 1989].
ダブル・パーサイト
- 岩石学辞典
- パーサイト状正長石とアンチパーサイト状オリゴクレースの平行連晶(Geijer : 1912).
デイサイト
- 百科事典マイペディア
- 安山岩と流紋岩の中間組成のケイ長質火山岩。SiO2量が63〜70または63〜77重量%のもの。色指数は10〜20。斑晶として石英,斜長石,カリ長石,輝石,…
角閃石岩
- 岩石学辞典
- 主として角閃石からなる粗粒顕晶質の超マフィック質火成岩.副成分として長石,黒雲母,橄欖(かんらん)石なども含まれる.長石の量が増加するとアッ…
ダイオロイド
- 岩石学辞典
- 准長石を含む閃緑岩[Shand : 1910].dioroidはdioriteとfeldspathoidの合成語.
石質サブアルコース質ワッケ
- 岩石学辞典
- 長石と岩石の破片がほとんど等しい比率で,それぞれ25%より少ないワッケ[Casshyap : 1967].
結晶分化作用 けっしょうぶんかさよう crystallization differentiation
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- マグマの冷却・固結が進むにつれて,元とは異なる化学組成のマグマや岩石(→火成岩)が生じる作用。カナダ出身の実験岩石学者ノーマン・L.ボーエンが…
カタランスカイト
- 岩石学辞典
- ダイアレージ,斜長石,石榴石からなる片麻岩状岩石[Fedorov : 1903].
フォイア岩
- 岩石学辞典
- 平板状の長石による准粗面状(trachytoid)組織をもつネフェリン閃長岩をいうが,粗粒で粒状のものもある.大きな半自形のアルカリ長石,ネフェリン…
カルシ閃長岩
- 岩石学辞典
- 少量のCa-斜長石を含む閃長岩[Johann-sen : 1920].
オルソディトウロ岩
- 岩石学辞典
- 斜長石を含まないディトウロ閃緑岩(ditroite)[Johannsen : 1920].
方解石エジアパイト
- 岩石学辞典
- 方解石,エジリン,長石からなる岩石である[Belyankin & Vlodavetz : 1932].
ペレ岩
- 岩石学辞典
- ガラス質の玄武岩でCa斜長石,ハイパーシン,鉄鉱物(ときに橄欖(かんらん)石,オージャイト,燐灰石)の斑晶を含み,石基のガラスにはアンデシン,…
ベロエイル岩
- 岩石学辞典
- 長石を含むタワジョク岩(tawite).ソーダライト閃長岩とタワジョク岩の中間組成の岩石.モザイク状のソーダライト(70%)と副次的なネフェリンが…
ヴァリオリティック角閃石片岩
- 岩石学辞典
- 長石の白色または赤色の丸い粒を含む角閃石片岩[Stache : 1863].
白榴バサン岩
- 岩石学辞典
- リューサイト─バサン岩で,リューサイトが斜長石よりも多く含まれる岩石[Washington : 1906].
マイクロティナイト
- 岩石学辞典
- 閃緑岩質の火山放出塊で,新鮮なガラス状の透明な斜長石(microtineという),ときにサニディン,一種類かそれ以上の種類のオージャイト,ハイパーシ…
花崗岩 かこうがん granite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 石英と長石とを主成分とする比較的粒の粗い岩石の総称。長石はカリウム長石(カリ長石)の場合と斜長石の場合があるが、たいていはその両者がともに…
石質グレイワッケ
- 岩石学辞典
- 岩石の破片が長石の破片よりも多いグレイワッケ[Pettijohn : 1954].
花崗石英粗面岩
- 岩石学辞典
- 透明な長石を含む流紋岩[Lapparent : 1900].岩石名としては不適当である.
多結節片麻岩
- 岩石学辞典
- 細粒の片麻岩で,結節状の長石の結晶を含むもの[Jokely : 1857].
けいちょう‐がん〔ケイチヤウ‐〕【×珪長岩】
- デジタル大辞泉
- 斑晶がないか、きわめて少ない、石英・カリ長石の集合体からなる酸性の火成岩。
コルヌビア岩
- 岩石学辞典
- 黒雲母,石英,斜長石,正長石を主成分とする細粒のホルンフェルス.最初に花崗岩に隣接する岩石として記載されたもので,暗青色から紫色に変化する…
ソーシュライト化作用
- 岩石学辞典
- 火成岩の斜長石が,曹長石と灰長石の固溶体に分解して,ソーシュル石の密な集合体に変化する作用をいう[Williams : 1890].この物質は以前は特別な…
せきぼく‐へんがん【石墨片岩】
- デジタル大辞泉
- 変成岩の一。多量の石墨を含む黒色の結晶片岩。石英・長石・絹雲母なども含み、薄くはがれやすい。
ポイキロプレクトフィティック
- 岩石学辞典
- 大きな輝石の結晶が小さな短冊状の斜長石の群を完全に包み込んでいる組織[Holmes : 1937].