アッタロス[3世] Attalos Ⅲ 生没年:前170ころ-前133
- 改訂新版 世界大百科事典
- ペルガモン王。在位,前138-前133年。エウメネス2世の子。アッタロス2世を継いだ。国政には熱意を示さず,有毒植物の研究に専心,著作を著すほどであ…
ミトラダテス5世 ミトラダテスごせい Mithradatēs(Mithridatēs) V
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]前120. シノペ古代ポントス王国の王。ミトリダテスとも呼ばれる。ファルナケス1世の子。王国の版図拡大を目指してローマと手を結び,ポエニ…
アリストニコス Aristonikos 生没年:?-前128
- 改訂新版 世界大百科事典
- ペルガモン王国最後の王アッタロス3世の異母弟。アッタロスが死去にあたり,遺言によってその領土をローマに譲渡したとき(前133),王位継承と独立…
アリスタルコス(サモトラケの) Aristarchos 生没年:前217ころ-前145ころ
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古代最大の文献学者。サモトラケ島の生れで,ビュザンティオンのアリストファネスの弟子。アレクサンドリア図書館長,プトレマイオス7世の教育係を経…
アリストニコス Aristonikos
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]前128ペルガモン王。おそらくペルガモンのエウメネス2世の庶子。アッタロス3世死後のペルガモン王国のローマへの遺贈に際し,民衆の蜂起を…
トマス・マギステル Thomas Magister
- 改訂新版 世界大百科事典
- 13世紀末ないし14世紀初めに活躍したビザンティン帝国の古代ギリシア文学研究者。生没年不詳。皇帝アンドロニコス2世の秘書を務めた後,テオドゥロス…
グラディアトルの反乱 ぐらでぃあとるのはんらん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →スパルタクスの蜂起
フィロポノス Iōannēs Philoponos
- 改訂新版 世界大百科事典
- 5世紀末~6世紀後半の人。ヘルメイアスの子アンモニオスの弟子で,キリスト教(おそらく単性論派)的新プラトン主義者。彼の著作は,哲学,文学,修…
ペリパトス学派 (ペリパトスがくは)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 逍遥学派ともいう。プラトンが遊歩しながら講義した習慣に由来する名で,本来アカデメイア出身のアリストテレスらを指したが,以後はもっぱらアリス…
アリストテレス学派 アリストテレスがくは Aristotelian school
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 狭義にはアリストテレスの学園リュケイオンに学んだ人たち,すなわちペリパトス学派 (→逍遙学派 ) の徒をさす。師の学統を継いだ人々には,専門化,…
逍遙学派 しょうようがくは peripatētikoi
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ペリパトス学派ともいい広義のアリストテレス学派の初期の段階を形成する。ペリパトスとは「木陰の遊歩道」を意味するギリシア語で,この派の名称は…
アリストテレス学派 ありすとてれすがくは
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アリストテレスがアテネ郊外に開いた学園は、近くのアポロン・リケイオスの神殿によって、リケイオンLykeionとよばれた(この名は今日のフランスの高…
けいじじょう‐がく〔ケイジジヤウ‐〕【形×而上学】
- デジタル大辞泉
- 《metaphysics自然学のあとの(〈ギリシャ〉ta meta ta physika)書の意。後世、ロードスのアンドロニコスがアリストテレスの著作編集に際して採った…
第一哲学 だいいちてつがく prōtē philosophia; first philosophy
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アリストテレスの用語。哲学を真理に関する学識と定義し,さらに「存在としての存在」すなわち自然学や数学のように特殊な存在ではなく,存在一般と…
ジュリアス・シーザー Julius Caesar
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イギリスの劇作家シェークスピアの悲劇。5幕。 1599年頃執筆。同年9月 21日上演の記録がある。初版は 1623年の二つ折本 (ファースト・フォリオ) 。プ…
セント(saint/St./S.)
- デジタル大辞泉
- キリスト教で、聖人。聖者。聖徒。その名に冠して用いる。セイント。「セントニコラス」
微分音 (びぶんおん) microtone
- 改訂新版 世界大百科事典
- 半音より狭い音程の総称。半音は全音の1/2の音程であり,したがって微分音はそれより狭い4分音(全音の1/4),6分音(全音の1/6)などをいう。理論的…
古喜劇 こきげき
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前5世紀アテネで上演されたギリシア喜劇。酒神ディオニュソスの祭礼における歌と踊りの行列の陽気な騒ぎ「コモス」 kōmosから発達した「コモスの歌」…
ボロトニコフの乱 ぼろとにこふのらん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 1606~07年のロシアの農民反乱。ワシリー4世治下に、1606年7月、ボロトニコフИван Исаевич Болотников/Ivan Isaevich Bolotnikov(?―1608)が農…
グラニコスの戦い グラニコスのたたかい Granikos
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 前334年に行われたアレクサンドロス大王とアケメネス朝との戦争小アジアに軍を進めた大王は,グラニコス川河畔でアケメネス朝の大軍を撃滅し,小アジ…
小ソクラテス学派 しょうそくらてすがくは minor Socratics
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ソクラテスの弟子たちが、師の哲学の一面をそれぞれに受け継いでたてた諸学派の総称。アンティステネスに始まり禁欲と質素を旨とするキニコス学派、…
ディデュモス Didymos 生没年:前80ころ-前10
- 改訂新版 世界大百科事典
- アレクサンドリアで活動した古代ギリシアの文学研究者。サモトラケのアリスタルコスを頂点とするアレクサンドリア学派の学問研究を集大成する役割を…
Ar・is・to・te・lian /rəstətíːljən/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [形]アリストテレスの;アリストテレス学説の.Aristotelian logicアリストテレス論理学;三段論法━━[名]アリストテレス学説信奉者.
エトス ethos
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 「習慣」「習慣づけ」を表わすギリシア語。エートス (性格) の語はこのエトスの転化したもので,アリストテレス (『ニコマコス倫理学』) によれば,…
aristotèlico
- 伊和中辞典 2版
- [形][複(男) -ci]アリストテレスの;アリストテレス学説の. [名](男)[複 -ci;(女) -a]アリストテレス学徒.
マクシミアヌス Marcus Aurelius Valerius Maximianus 生没年:240ころ-310ころ
- 改訂新版 世界大百科事典
- ローマ皇帝。在位286-305年,306-310年。イリュリクム出身の軍人。ディオクレティアヌスによって同僚正帝に任じられ,イタリア,アフリカ,ヒスパニ…
グラディアトル ぐらでぃあとる gladiator
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 剣闘士または剣奴と訳される。エトルリアでは死者の霊を弔うため墓前で剣闘士の試合を行う習慣があったが、古代ローマがこれを継承した。この試合が…
aristotelismo
- 伊和中辞典 2版
- [名](男)〘哲〙アリストテレスの哲学;アリストテレス主義.
アリストテレス の 提灯((ちょうちん))
- 精選版 日本国語大辞典
- ( アリストテレスが、古代ギリシアの提灯に似たものとして初めて記載したところから ) 棘皮(きょくひ)動物ウニ類にみられる、よく発達した咀嚼器官。
リアリスト
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] realist )① 現実を尊重して第一義と考える人。現実主義者。現実派。また、実際の利害を重んずる人。打算的な人。レアリスト。[…
ベンケンドルフ べんけんどるふ Александр Христофорович Бенкендорф/Aleksandr Hristoforovich Benkendorf (1783―1844)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ロシアの政治家、伯爵。軍人の子として生まれる。祖国戦争(ナポレオン戦争)などに従軍。1821年デカブリスト(十二月党員)の秘密結社についてアレ…
質料 しつりょう hlē ギリシア語
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アリストテレスの基本用語の一つ。[編集部][参照項目] | アリストテレス
アリストゲイトン Aristogeitōn
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古代アテナイの中産市民。生没年不詳。前514年のパンアテナイア祭の日にハルモディオスそのほかの同志と共に僭主ヒッピアスとその弟ヒッパルコスの殺…
アルベルトゥス‐マグヌス(Albertus Magnus)
- デジタル大辞泉
- [1193ころ~1280]ドイツのスコラ学者・神学者・自然科学者。ドミニコ会修道士。アリストテレスの学説を取り入れて、理性と信仰の領域を区別した。…
クレイトス Kleitos
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前380頃[没]前328/前327古代マケドニアの貴族,軍人。騎兵親衛隊長。グラニコスの戦いでアレクサンドロス3世 (大王)の命を救ったが,7年後口論か…
アンドロニコス あんどろにこす Andronīkos ho Rhodios
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生没年不詳。紀元前70年ごろのアリストテレス学者。ロードス島出身。アリストテレスの学園リケイオンの11代学頭。当時一般向けにアリストテレスの初…
a・ris・to・té・li・co, ca, [a.ris.to.té.li.ko, -.ka]
- 小学館 西和中辞典 第2版
- [形] アリストテレスの;アリストテレス学説[派]の(=peripatético).━[男] [女] アリストテレス学派の人.
小ソクラテス学派 しょうソクラテスがくは small Socratic school
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ソクラテスを直接に継いだ諸ソクラテス学派はソクラテスの生活を普遍的な典型として理解し,おのおのの立場から師の根本思想の追求に努めた。しかし…
メタフィジーク
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Metaphysik [フランス語] metaphysique 形而上学の意 )[ 異表記 ] メタフィジック① アンドロニコスによるアリストテレスの…
アカルナイの人々 アカルナイのひとびと Acharnēs
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ギリシアの古喜劇作家アリストファネスの現存する最古の作品。「反戦物」の一つ。前 425年のレナイア祭に上演,先輩クラティノスとエウポリスを破っ…
キリスト教哲学 キリストきょうてつがく Christian philosophy
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 普通は教父哲学 (2~8世紀末) からスコラ哲学 (9世紀初~15世紀末) までを意味し,中世哲学の主流をなすが,より広義にはキリスト教信仰を背景とした…
しょうよう‐がくは〔セウエウ‐〕【×逍×遥学派】
- デジタル大辞泉
- アリストテレスの開いた学校リュケイオンに学んだ弟子の総称。アリストテレスが学校の歩廊(ペリパトス)を逍遥しながら講義したところから、ペリパ…
ソシアリスト
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ⇒ソーシャリスト
小ソクラテス学派 (しょうソクラテスがくは)
- 改訂新版 世界大百科事典
- ギリシア哲学の一学派の総称。ソクラテスの弟子のうちプラトンを除く人々によって創始され,ソクラテスの偉大な精神を部分的に強調した形で継承して…
メトキテス めときてす Theodoros Metochites (1260/61―1332)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ビザンティン帝国の学者。アンドロニコス2世Andronikos Ⅱ(1283―1328)の宰相で、同帝の退位後修道院に入る。後期ビザンツのもっとも重要な百科全書…
ボール Ball, John
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]1381.7.15. セントオールバンズイギリスの修道士。1381年のワット・タイラーの農民一揆の指導者の一人。各地で原始キリスト教的な共産制を…
ニコマコス倫理学 にこまこすりんりがく Ethica Nicomachea
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アリストテレスの主著の一つ。全10巻。アリストテレスの名によって伝わる倫理学書には、ほかに『エウデモス倫理学』と『大道徳学』(偽書)があるが…
アレクサンドリア図書館 アレクサンドリアとしょかん Library of Alexandria
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- プトレマイオス朝およびローマ帝国時代に,エジプトのアレクサンドリア市にあった古典古代における有数の図書館。アレクサンドロス3世 (大王) により…
オネシクリトス Onēsikritos
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前3世紀頃のアスチパラヤ (現ドデカニソス諸島の1島) の航海家。キュニコス派の哲学者でアレクサンドロス3世 (大王)の部将,史家の一人。大王のイン…
ストラトン Stratōn
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]前270頃ラムプサコス出身のギリシアの哲学者。アルケシラオスの子。テオフラストスに師事して彼の死後ペリパトス学派 (→逍遙学派 ) の学頭…