ララミー(英語表記)Laramie

デジタル大辞泉 「ララミー」の意味・読み・例文・類語

ララミー(Laramie)

米国ワイオミング州南東部の都市。ララミー川沿いに位置する。標高約2100メートル。牧畜業、林業鉱業が盛ん。ワイオミング大学が所在ララミー山脈、スノーイー山脈周辺はスキー、釣り、ハイキングなどで人気がある。

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改訂新版 世界大百科事典 「ララミー」の意味・わかりやすい解説

ララミー
Laramie

アメリカ合衆国ワイオミング州南東部の都市。人口2万7204(2000)。牧畜,林業,鉱業(金,銀,鉄,石炭,石油)地帯の中心地で,魚釣り狩猟,スキーなどの観光基地としても知られる。オレゴン街道上にあったが,1868年ユニオン・パシフィック鉄道建設時に,ララミー川に臨む位置に移され,牧畜業の発展とともに成長した。ワイオミング大学(1886創設)の所在地。市名は毛皮交易商ジャック・ララミーにちなむ。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ララミー」の意味・わかりやすい解説

ララミー
ららみー
Laramie

アメリカ合衆国、ワイオミング州南東部の都市。標高2100メートルの高地に位置する。人口2万7204(2000)。広大な牧畜地帯に囲まれた農産物の取引地として発達し、鉄道の修理工場や製材所、食品加工工場が並ぶ。また、ワイオミング大学(1886創立)の所在地でもあり、開拓時代の歴史資料を集めた資料館やコンサートホールなどの施設も充実し、同市の教育・文化の中枢的役割を果たす。レクリエーション地にはスキーや狩猟、釣りなど、年間を通して観光・行楽客が多数訪れ、観光業も重要である。1868年にユニオン・パシフィック鉄道の用地として町が開かれた。

[作野和世]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ララミー」の意味・わかりやすい解説

ララミー
Laramie

アメリカ合衆国,ワイオミング州南東部を流れるララミー川にのぞむ都市。 1868年ユニオン・パシフィック鉄道の建設とともに入植が始り,73年市制。現在は鉄道,牧牛,牧羊,林業がおもな産業で,観光とセメント工業も重要。同州最古,最大のワイオミング大学 (1887創立) がある。人口2万 6687 (1990) 。

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