伺う(読み)ウカガウ

デジタル大辞泉 「伺う」の意味・読み・例文・類語

うかが・う〔うかがふ〕【伺う】

[動ワ五(ハ四)]《「窺う」と同語源。目上の人のようすをうかがいみる意から、その動作相手を敬う謙譲語となる》
聞く」の謙譲語。拝聴する。お聞きする。「おうわさはかねがね―・っております」
尋ねる」「問う」の謙譲語。「この件について御意見をお―・いします」
訪れる」「訪問する」の謙譲語。「明朝、こちらから―・います」
神仏託宣を願う。「御神託を―・う」
《「御機嫌をうかがう」の意から》寄席などで、客に話をする。また、一般に、大ぜいの人に説明をする。「一席―・う」
[可能]うかがえる
[補説]最近、「伺う」の意味は、3の「訪れる」のみとして、1の「聞く」、2の「尋ねる」の意では使わない人が増えている。
[類語]尋ねる問う聞く質す問い質す来る参る行く訪れる訪ねる訪問見舞うお邪魔おとな上がる歴訪

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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