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ホルンボステル‐ザックスの楽器分類法(MHS方式)で、膜や弦をもたず、楽器の物質そのものが固さと弾性とをもつことで音を出す楽器。奏法により、カスタネットなどの「打奏体鳴楽器」、サンザなどの「摘奏体鳴楽器」、グラス・ハーモニカなどの「擦奏(さっそう)体鳴楽器」、ピアノ・シャントゥールなどの「吹奏体鳴楽器」に下位分類される。
[前川陽郁]
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…このため楽器学や民族音楽学で楽器を分類する場合は,この3分法でなく,通常ホルンボステルとC.ザックスが《楽器分類学》(1914)で提唱したザックス=ホルンボステル法と呼ばれる分類法を用いる。それによると,あらゆる楽器は,まず体鳴楽器idiophones,膜鳴楽器membranophones,弦鳴楽器chordophones,気鳴楽器aerophonesの4種類に分類され,それぞれがさらに細かく分類される。しかし,この分類法にも弱点が指摘されており,ほかにさまざまな方法が考案されている。…
…革の裏面に響線を付けたもの,打面に米と墨を練り合わせたものを塗って音質に変化をつけたものなどもある。 分類方法もさまざまだが大部分の打楽器は体鳴楽器と膜鳴楽器に分類できる。(1)体鳴楽器 楽器自体の振動によって音を発する。…
※「体鳴楽器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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