出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
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…そこで,その家の存続・強化,家産の維持・拡大を目的として,その内部に団体法を形成するとともに,武士社会に共通する諸規制をつくり出した。武士固有の職能に基づく〈兵(つわもの)の道〉と呼ばれる諸作法,合戦の法,敵討(かたきうち)などの復讐の習などのほか,家の維持を目的とする相続法などの家族法・主従法,家産維持のための土地財産保護法・農民支配法など,多様な法慣習がつくられていた。また刑罰の面でも,土地財産などの没収刑とともに,公家法,本所法にはみられない死刑,肉刑などが慣習として行われていた。…
※「兵の道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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