宗教騎士団(読み)シュウキョウキシダン(英語表記)Ritterorden

デジタル大辞泉 「宗教騎士団」の意味・読み・例文・類語

しゅうきょう‐きしだん〔シユウケウ‐〕【宗教騎士団】

十字軍時代に、騎士道精神と修道院精神との結合を目ざし、聖地巡礼守護を主任務として結成された修道会テンプル騎士団ヨハネ騎士団ドイツ騎士団などがあり、対異教徒戦や辺地開拓に活躍した。騎士修道会

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精選版 日本国語大辞典 「宗教騎士団」の意味・読み・例文・類語

しゅうきょう‐きしだん シュウケウ‥【宗教騎士団】

〘名〙 一一世紀末から始まる十字軍時代に創設された修道会。騎士精神と修道会精神の結合をめざし、聖地巡礼保護のために生まれた。テンプル騎士団、聖ヨハネ騎士団、ドイツ騎士団などが有名。騎士修道会。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「宗教騎士団」の解説

宗教騎士団(しゅうきょうきしだん)
Ritterorden[ドイツ],Orders of Knighthood[英]

十字軍時代に創設された中世独特の修道会修道誓願騎士の資格を加え,聖地巡礼防衛を主任務とした。主なものにテンプル騎士団聖ヨハネ騎士団ドイツ騎士団があり,他にイベリアのアルカンタラ,カラトラバなど多数あった。独自の会則特権所領城郭を持ち,多くは東方に常駐して西欧遠征隊の常備軍的使命を果たした。

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旺文社世界史事典 三訂版 「宗教騎士団」の解説

宗教騎士団
しゅうきょうきしだん
Ritterorden

十字軍時代に,修道院精神と騎士道精神との結合によって生まれた団体
団員の修道騎士は騎士身分以上の者が採用され,修道誓願を立て,修道士司祭を兼ねた。イスラーム教徒との戦い,聖地守護,病人看護などを目標に,1119年のテンプル騎士団をはじめ,ヨハネ騎士団・ドイツ騎士団などが多数創設された。この3つを三大宗教騎士団という。聖地失陥後は活動の場をヨーロッパに移動。ドイツ騎士団のプロイセン開拓,イベリア半島における国土回復運動などに活躍したが,中世末期には衰退した。

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百科事典マイペディア 「宗教騎士団」の意味・わかりやすい解説

宗教騎士団【しゅうきょうきしだん】

騎士修道会

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「宗教騎士団」の意味・わかりやすい解説

宗教騎士団
しゅうきょうきしだん

騎士修道会

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