朝日日本歴史人物事典 「岡部精一」の解説
岡部精一
生年:明治1.8(1868)
明治大正期の歴史家。山口県生まれ。明治28(1895)年,帝国大学を卒業。陸軍編修官となり,日清戦争史の編纂に従事した。44年維新史料編纂会の常置編纂員となり,大正7(1918)年,維新史料編纂官になった。2年,『史学雑誌』に「五箇条の御誓文に就きて」を発表。学士の最初の編纂官であった。別に日本歴史地理学会の創設に参画して,明治末期から大正にかけて,史学の普及に功績があった。<著作>『日本史綱』<参考文献>文部省維新史料編纂事務局編『維新史料編纂会顧問及委員会紀要』,同『維新史料編纂会の過去と現在』
(秋元信英)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報