成田街道(読み)なりたかいどう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「成田街道」の意味・わかりやすい解説

成田街道
なりたかいどう

千葉県北西部を横断する街道。国道296号線,51号線の一部にあたる。全長約 40km。近世中期から成田山新勝寺参詣道として利用された。江戸からの参詣には,街道の起点である行徳(→市川市)までは海路を利用し,船橋(→船橋市)を経て下総台地を横断して佐倉(→佐倉市)を通り,成田(→成田市)に達した。沿線の宿場町として船橋が繁栄し,行徳の常夜灯道しるべ,マツ並木などが面影を残している。この街道に沿って成田国際空港にいたる京成電鉄が通る。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android