趨向(読み)スウコウ

デジタル大辞泉 「趨向」の意味・読み・例文・類語

すう‐こう〔‐カウ〕【×趨向】

物事がある方向状態に向かうこと。また、その方向。「時代趨向に従う」
[類語]傾向傾き気味性向動向流れトレンド趨勢すうせい大勢たいせい動き大局成り行き形勢旗色情勢

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「趨向」の意味・読み・例文・類語

すう‐こう ‥カウ【趨向】

〘名〙 物事のなりゆきが、ある方向に向かうこと。また、そのなりゆき。傾向。趨勢
五山堂詩話(1807‐16)二「至詩則趨向小異」
※国民精神作興に関する詔書‐大正一二年(1923)一一月一〇日「爾来趨向一定して、効果大に著れ、以て国家興隆を到せり」 〔旧五代史‐張全義伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「趨向」の読み・字形・画数・意味

【趨向】すうこう(かう)

おもむき向かう。〔旧五代史、唐、張全義伝〕義、朴厚大度、本を敦くし、實を務む。~宗の洛陽に至りしより、趨向する、皆徑(裏道)に由りて以て恩を希(ねが)ふ。義、素履(そり)(素行)を改めず、を盡すのみ。

字通「趨」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android