音更町(読み)おとふけちよう

日本歴史地名大系 「音更町」の解説

音更町
おとふけちよう

面積:四六六・〇九平方キロ

昭和二八年(一九五三)七月河東かとう郡音更村が町制施行して成立。十勝支庁管内のほぼ中央部に位置し、北は同郡鹿追しかおい町・士幌しほろ町、東は中川なかがわ池田いけだ町、南は同郡幕別まくべつ町・帯広市、西は鹿追町・河西かさい芽室めむろ町に接する。中央部を音更川、東部を士幌川、西部然別しかりべつ川がそれぞれ支流を合せながら南流し、南端を東流する十勝川に注ぐ。東部のオサルシナイ丘陵を除きほとんどが平坦で、十勝平野北部および中央部を形成する。南部を北海道横断自動車道が東西に走り、音更帯広インターチェンジが設けられている。同道は中央部を南北に走る国道二四一号・同道帯広北バイパスと交差する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「音更町」の意味・わかりやすい解説

音更〔町〕
おとふけ

北海道南東部,十勝平野の中部にある町。 1953年町制。地名はアイヌ語オトプケ (髪の毛の意) に由来。平坦な洪積台地大部分を占め,十勝平野の畑作酪農の中心地。南部は帯広市に接し,住宅地化が進み,乳製品・飲料工場が立地。北西部の農林水産省十勝種畜牧場は,産馬改良のため 1910年に開設された十勝種馬牧場跡で,約 35km2敷地を有し,ウマ,ヒツジウシを飼養する。南部の十勝川沿いの十勝川温泉は,阿寒,大雪山両国立公園探勝の基地。面積 466.02km2。人口 4万3576(2020)。

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