コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

十勝平野 とかちへいや

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

十勝平野
とかちへいや

北海道南東部,十勝川本支流の流域を占める太平洋岸の平野。面積 3600km2。東は白糠丘陵,北は石狩山地,西は日高山脈に接し,南は太平洋にのぞむ。平野は標高 100~200mの火山灰土でおおわれた広い洪積台地と,河川沿いの狭小な沖積地から成る。台地はゆるやかに傾斜し,北部,南部の山麓には扇状地が発達。気候は内陸性で,海岸は夏季に海霧の影響を受ける。明治中期,依田勉三の率いる晩成社をはじめとする入植により開拓が進み,畑作農業が発達。経営規模が大きく機械化が進み,インゲンマメ,アズキ,ダイズジャガイモテンサイコムギなど主要作物も豊富。山麓と海岸では酪農が盛ん。播種期の強風を避ける大規模な耕地防風林と,植民区画と呼ばれる方形地割りが景観上の特色。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

とかち‐へいや【十勝平野】

北海道南東部、十勝川流域に広がる平野。畑作地帯で、豆類やジャガイモの産出が多く、酪農も盛ん。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

十勝平野【とかちへいや】

北海道南東部,十勝川流域の平野。面積約3600km2で,洪積台地と沖積平野からなる。麦,ジャガイモ,豆類,テンサイを栽培,牧草地も多い。土壌浸食を防ぐカラマツの防風林がある。
→関連項目音更[町]狩勝峠士幌[町]清水[町]大樹[町]十勝川[温泉]北海道芽室[町]

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

とかちへいや【十勝平野】

北海道東部,十勝地方の中心をなす平野。東西約60km,南北約100kmに及び,面積は約3600km2で,北海道では石狩平野に次ぐ。西は日高山脈と十勝火山群,北は石狩山地,東は白糠丘陵によって限られた盆地状の平野で,早くから開発の進んだ石狩平野と隔てられていたため開発は遅れた。平野の中心は帯広市である。平野は主として砂礫(されき)からなり,十勝火山群の火山灰におおわれた洪積台地と,これを刻む十勝川や支流の音更(おとふけ)川,札内(さつない)川の沖積平野に分かれる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

とかちへいや【十勝平野】

北海道南東部、十勝川の中下流に広がる洪積台地の平野。大部分が火山灰土に覆われた畑地。中心都市は帯広。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本の地名がわかる事典の解説

〔北海道〕十勝平野(とかちへいや)


北海道南東部、十勝川中・下流域に広がる平野。火山灰におおわれた洪積(ちゅうせき)台地と、十勝川本・支流の沖積(ちゅうせき)地からなる。広さは道内では石狩(いしかり)平野に次ぐ。中心は帯広(おびひろ)市。北は石狩山地、東は白糠(しらぬか)丘陵、西は日高(ひだか)山脈に囲まれ、盆地状をなす。北海道第1の畑作地帯で、ジャガイモ・マメ類・テンサイ・トウモロコシ栽培と酪農・畜産業が盛ん。方形に区画された耕作地と防風林、大規模経営に特色がある。製糖など農産物加工業が発達。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

十勝平野
とかちへいや

北海道中南部、十勝川流域に展開する平野。面積約3600平方キロメートル。広さでは石狩(いしかり)平野に次ぐ。周囲を日高山脈、石狩・然別(しかりべつ)・阿寒(あかん)の火山群および白糠(しらぬか)・十勝の両丘陵に囲まれた盆地状の平野で、十勝川とその支流の形成した沖積地部分、および火山灰に覆われた洪積台地からなる。1月の平均気温は零下9℃にもなり、凍上現象が珍しくない。北海道を代表する畑作地帯で、第二次世界大戦前は、豆類、雑穀、アマを産したが、戦後は豆類、ジャガイモ、ビート(テンサイ)を産し、酪農が大幅に伸びた。農家一戸当りの経営面積は20ヘクタールと全道平均の2倍で、道内ではもっとも機械化農業が進んでいる。平野のほぼ中心に位置する帯広(おびひろ)市がこの地域の中核都市である。[進藤賢一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の十勝平野の言及

【北海道】より

…道庁開設は拓殖史上の画期となり,当初,太平洋沿岸部と石狩平野南西部にとどまっていた入植地は,石狩平野北部から上川盆地に至る内陸部へ広がった。さらにここから北見,網走に至る上川・北見道路の完成など基幹交通路の開発が進行し,明治末までには根室本線ほか鉄道網が伸長して十勝平野などの開拓を促進した。一方,このような開拓の前進に伴って先住民族であるアイヌの人たちは生活圏と独自の文化を破壊された。…

※「十勝平野」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

十勝平野の関連キーワードサホロリゾートスキー場北海道空知郡南富良野町忠類白銀台スキー場北海道中川郡幕別町十勝川[温泉]メムロスキー場上士幌(町)十勝(支庁)上士幌[町]十勝[支庁]十勝川温泉音更[町]士幌[町]芽室[町]忠類[村]音更(町)鹿追(町)大樹[町]帯広[市]鹿追[町]

今日のキーワード

偽計業務妨害罪

虚偽の風説を流布し,または偽計を用いて人の業務を妨害する罪 (刑法 233) 。流布とは,犯人自身が公然と文書,口頭で伝達するほか,口伝えに噂として流す行為も含む。偽計とは人を欺罔,誘惑し,あるいは人...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

十勝平野の関連情報