デジタル大辞泉
「頭書」の意味・読み・例文・類語
かしら‐がき【頭書(き)】
1 書物の本文の上欄に、注釈・批評などを書き記すこと。また、その注記。頭注。標注。とうしょ。
2 脚本で、台詞の上に書いてある、その台詞を述べる役の名。
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かしら‐がき【頭書】
〘名〙
① 書物の本文の上の欄に、
解釈、批評
その他の書き入れをすること。また、その書いた
ことば。頭注。標注。とうしょ。
かしらづけ。
② 書物や文書の冒頭に、その書の
趣旨などを書くこと。また、そのことば。
※俳諧・江戸十歌仙(1678)九「
奉加の帳の首書まで〈似春〉 爰に中比儒者一人の月澄て〈
春澄〉」
③ 脚本の台詞
(せりふ)書きの上に添書きをして、その台詞を述べる
役者の名を書くこと。また、その役者の名。かしらづけ。
④
鎌倉幕府の訴訟制度で、
評定沙汰において判決草案の各条の
頭部に是非の判定を書き加えること。また、その書類。かしらづけ。
※
沙汰未練書(14C初)「一同評議縡終後、事書之頭に、是非を被
二書付
一、是を頭書と云」
とう‐しょ【頭書】
〘名〙
① 書物の本文の上の欄に注や解釈、その他の書き入れをすること。また、その
注解。頭注。かしらがき。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報