《肥前国風土記》(読み)ひぜんのくにふどき

世界大百科事典(旧版)内の《肥前国風土記》の言及

【風土記の丘】より

…1966年から文化庁が実施している広域的史跡保存整備事業。設置要項によれば,〈各地方における伝統ある歴史的・風土的特性をあらわす古墳,城跡などの遺跡等が多く存在する地域の広域保存と環境整備を図り,あわせてこの地域に地方文化の所産としての歴史資料,考古資料,民俗資料を収蔵,展示するための資料館の設置等を行い,もって,これらの遺跡および資料等の一体的な保存および普及活用を図ることを目的とする〉とある。史跡整備と資料館の二本立てで遺跡と遺物をともに公開しようとするものである。…

【風土記】より

…本書には《日本書紀》の文章と近似するものが多いが,これは抄録の過程で官人たちによって《書紀》に依拠して構文されたからであるらしい。
[《肥前国風土記》]
 〈ひのくにのみちのくちのふどき〉ともよむ。本書は《豊後国風土記》と同様の過程をとって編纂されたものと考えられ,抄録であることも記載形式も近似している。…

※「《肥前国風土記》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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