日本大百科全書(ニッポニカ) 「アトバラ」の意味・わかりやすい解説 アトバラあとばらAtbarah アフリカ北東部、スーダンのナイル州の中心都市。エチオピア高地に発するアトバラ川がナイル川と合流する地点にある。人口8万7878(1993)。古くから交通の要地であったが、首都ハルトゥームと紅海に面した港都ポート・スーダンを結ぶ鉄道の中間点および分岐点で、鉄道本社や車両工場も立地するなど、交通、産業の盛んな都市となっている。標高35メートル、年降水量は70ミリメートル前後で、半砂漠から砂漠への漸移帯に位置する。[端 信行] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アトバラ」の意味・わかりやすい解説 アトバラ`Atbarah スーダンの北部,シャーマーリーヤ州の中心都市の一つ。首都ハルツームの北東約 280km,ナイル川の右岸,アトバラ川との合流点に位置する。ポートスーダンとアスワン地方からくる道路と鉄道の分岐点で,この地方の商業と農業の中心地。スーダン鉄道局の本社と修理工場があり,人口の過半数は鉄道業務に生活を依存している。セメントなどの工場も立地。人口7万 3009 (1983) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報