コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

あびき あびき

3件 の用語解説(あびきの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

あびき
あびき

長崎港で発生する副振動 (静振) の別名。語源は「網びき」で,それがなまったものといわれている。振動の山と谷の差 (全振幅) は,大きいときは4~5mに達し,係船のロープを切断したり,設置してある網を流失・破損させたりする。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

海の事典の解説

あびき

長崎湾で発生するセイシュ(副振動)を指す。湾の固有振動周期に対応する約35分の周期をもつ海面昇降であるが、他の海湾のセイシュに比べ振幅が大きく、 湾奥で時には4~5mに達することがある。そのため低地での浸水、係船ロープの切断、荷役への支障等の被害が起こる。大振幅のあびきは台風等の襲来時では なく、長崎周辺の天候が静穏であるときに多く発生し、その原因は東シナ海上に生じた気圧振動にあると考えられている。 (永田)

出典|(財)日本水路協会 海洋情報研究センター
Copyright(C) Marine Information Research Center, Japan Hydrographic Association. All Rights Reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

あびき
あびき

周期が数分から数十分の、港湾における海水振動に対する長崎地方の呼び名。「網引」がなまったとされている。セイシュ(または副振動)と同じ現象であり、気象の変動によって生じる港湾の固有振動である。長崎港は地形の影響で、周期が35分前後の大きなあびきがよく発生する。1979年(昭和54)3月31日に発生したあびきはとくに大きく、最大全振幅が279センチメートル(港の奥では数メートル)に達し、ドック破損や船舶漂流などの被害が発生した。[岡田正実]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

あびきの関連キーワード強制振動静振弾性振動電気振動長崎湾振動電流主振動セイシュ副振動副振動(湾・湖等の)

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

あびきの関連情報