デジタル大辞泉 「アルロン」の意味・読み・例文・類語 アルロン(Arlon) ベルギー南東部、リュクサンブール州の都市。同州の州都。ルクセンブルクとの国境に近く、アルデンヌ地方の南縁に位置する。古代ローマ時代の交通の要路にあり、遺跡や出土品を展示する博物館がある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「アルロン」の意味・わかりやすい解説 アルロンArlon ベルギー南東部,リュクサンブール州の州都。人口2万3300(1981)。アルデンヌ山地の起伏に富んだ場所に位置する。製鉄業が営まれ,また商業の中心地。ランス~トリール,およびメッス~トンゲレンTongeren~ケルンを結ぶルートの要地として古代ローマ時代より発達し,4世紀には城壁が築かれた。15世紀以降たびたび破壊を受け,近代都市としての発展はなかった。執筆者:森本 芳樹 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「アルロン」の意味・わかりやすい解説 アルロンあるろんArlon ベルギー南東部、リュクサンブール州の州都。オランダ語名でアールレンAarlen。人口2万5261(2002)。アルデンヌ高原南部の低地に位置する行政、商業、交通の中心地で、毛織物、製陶業もみられる。古代には、フランスのランスからドイツのトリールへ通ずる道路の要地であった。[川上多美子][参照項目] | リュクサンブール 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルロン」の意味・わかりやすい解説 アルロンArlon ベルギー南東部,リュクサンブール州の州都。ルクセンブルク大公国との国境近くに位置する。ローマ起源の集落としてはベルギー最古。4世紀に要塞化され,10世紀には伯爵領の首都となった。 16~18世紀に戦火を受けたため中世期の建造物はほとんど残存しないが,ローマ時代の遺跡,考古学博物館,17世紀の聖堂などが残る。アルデンヌ高原における重要な家畜ならびに農産物市場があり,ブリュッセル-ナミュール-ルクセンブルクを結ぶ国際鉄道の中継点でもある。住民の一部は国境を越えてルクセンブルクやフランスの鉄鋼業関係の工場などへ通勤。人口2万 3422 (1991) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by